2024年度(令和6年度) 土地家屋調査士試験が実施されました
こんにちは
土地家屋調査士の関太郎です。
5年ほど前に、知人からパーカーのボールペンを頂きました。
思いがけないプレゼントだったので、とても嬉しく思い
業務にいつも携え愛用していました。
ただ、測量という現場作業でも使用していたため、
ペンは傷だらけになり、いつしか芯がでてこなくなってしまいました。
普段、忙しいので修理に出す余裕もなく
ずっと、引き出しに眠らせていたのですが
ふと、ペンが目に留まり、このペンをくれた野郎の事を思い出し
メーカーの修理窓口に直送で依頼をかけました。
3日後にメーカーから返送されてきました。
随分早いなあと、思って封を開けると
他社製品なので修理できませんとの添え書きが・・・
パーカーのボールペンを間違えて、パイロットに送っていたのでした。
苦笑いをして、そのボールペンは、なんとなく鞄に放り込んだままとなっていました。
それから数日たったころ、事務所の近くの元町を歩いていたら、
ふと文房具の伊東屋が目に留まり、
鞄にペンがある事を思い出し
修理のお願いに飛び込んでみることにしました。
綺麗な万年筆がずらりとならんでいる売場で、
おそるおそる、傷だらけのペンを差し出すと
売場のお姉さんは、白い手袋をはめて、貴重な物を扱うように
そっと丁寧に分解し、故障の原因を調べ、即座に修理してくれました。
無償で対応してくれてるという空気感があったのですが
どうしても御礼がしたい気持ちになって
「お代は?」と聞くと「いえいえ結構です」と笑顔で返していただきました。
傷だらけとはいえ、大事なペンが治ったという喜びと
快く無償で修理して頂いたお店の方の心意気に感銘を受けました。
思えば、伊東屋は私にとって大変思い出深い文具屋さんです。
子供の頃、両親と渋谷の東邦生命ビルの最上階にあったレストランで食事をし
食後に1階の伊東屋で買い物をする、というのが何よりも楽しみでした。
伊東屋は珠玉の思い出として私の記憶に刷り込まれています。
そんなちょっと嬉しい事があった、夏の終わりの1日の事でした。
おーい、ちゃんとペン使ってるからなー
そっちも頑張れよ!