事業主の要望に応える仮測量のポイント ~社内研修にて~
土地家屋調査士の関太郎です。
本日は、GNSS測量の社内研修を実施しました。
午前中に現地観測を、
午後に、観測データ処理の実習を行いました。
いつもお世話になっている山下商事のIさんと、
トプコンソキアのIさんにご協力いただきました。
お二方には、丸1日お付き合いいただき
本当にありがとうございました。
私のように、市街地で業務を行っている
土地家屋調査士の測量は
ミリ単位の精度が要求されます。
しかし市街地だと高層建物などのために
衛星からの受信の障害要因が増加し、
精度の確保が難しくなります。
そうなるとやはり往来通りの
トータルステーションによる観測の方が
適しています。
一方、今回実習したGNSS測量は、
マクロ的に精度を確保するという特性があります。
ただし現在4機ある準天頂衛星が
今後数年の間にさらに3機打ち上げられて
7機体制になるそうです。
そうなると精度向上の期待が膨らみます。
それぞれの特性を理解しながら
実務にどのように活かしていくか、
いろいろと試行錯誤をしてみたいと思います。
衛星から飛んでくる電波を受信して
誤差が2センチ程度。
測量しているっていう実感もないし
訳わかんない。
凄い世の中になったもんだ。