エリザベスカラー
人間ドッグに行ってきました。
毎年、この時期に行くことにしていますが、
検査結果が来るまで緊張の日々が続きます。
いままで、何回か引っかかっていて、そのたびに精密検査になり
一度は手術も経験しました。
あの時は
とにかく、不安と恐怖で夜が長く辛い時間でした。
生きていることが当たり前ではなく
与えられた命が残り少ないのかもしれないと死をも意識した時でした。
そんな時に
病院の先生、看護師さんたちの献身的なケアや言葉かけにどれだけ救われたか、
家族や身近な人からの優しさにどれだけ涙したか。
今も鮮明に覚えています。
「後悔がないように毎日を大切に生きよう」と誰もがよくいう言葉ですが
後悔せずに現実を受け止めていくことは
なかなか難しいことであるとつくづく思います。
それは肉体的な病気や症状にだけ言えることではなく
精神的、心理的な状況も同じことが言えると思います。
生きることは楽ではなく大変な事が
ある日突然訪れて
それは、絶望に近いことも多いと思います。
今、能登半島地震で家族を亡くされた方々、
今でも避難場所で不自由で過酷な生活をされている方々、
それらの方々を命をかけて助けてサポートしている方々。
また、日常の生活においても
夫婦、家族、子ども、仕事、生活面などで
たくさんの方々が悩み、苦しみ、心を痛めている現状を目にしています。
今年になって海外でも国内でも悲しいニュースが重なっていて
心が晴れることが少ない日々であるように感じていますが、
そんな時こそ、身近な人や、
そして自分の「心」に目を向けて
壊れないように、傷つきすぎないように、
少しでもお互いをあたため合って寄り添えたらと。
言葉で言う程、簡単なことではないのですけれど。
個人的にそう思った日でもありました。