心の部屋を1つ空けること(スタッフ)
前回、上の息子の話をしたので、
今回は下の息子のことをお話したいと思います。
現在進学、進路について悩む
思春期、反抗期の真っ只中におります。
家では基本いつも不機嫌。基本話さない。
スマホが相棒。
たまに話したと思ったら
声変り(3回目)で、
やたらと低いトーンでボソボソと目も合わさず話すので
こちらは全く聞き取れない状態。聞き返したら最後、
「なんでもない!」とギャクギレされ
また不機嫌になってしまいます。
また、感情のコントロールがまだまだ未熟なので
とにかくアクションとして大きい音を出して
自分の中の不快な感情を家の中で発散させております。
例えば、スマホゲームに熱中しすぎて
ゲームに負けてイライラしたりすると
ムカついて暴言をはくのはもちろんのこと、
手や足で思いっきり床を叩いたり蹴ったりと
怒りの感情をそこにぶつけて対処しているようです。
他の家族がのんびりTVを見ているところに
不意に怒りの感情がマンガの吹き出しのごとく
吹っ飛んでくるので周りは本当にびっくりします(笑)
そんな中、先日三者面談があったので
担任の先生に息子の学校での様子を聞いてみたところ
クラスの友達とも上手く関わっていて
勉強も部活も行事活動もがんばっていますし
感情的に爆発したりとかはないですとのこと。
社会性が育っているとうれしく思いつつも
私が「家では学校の話しをしてくれないので」と先生に愚痴ると
「親に学校の話ししてあげましょうよ。
親は子どものことがいつも心配なものだから。
ここまでのこともここから先も
精神的、経済的に今よりもっと助けてもらうのだから。
先生が体験して実感していることだから間違いないよ。」
と先生はにこやかに息子に話してくれました。
先生ですから思春期の親と子の関係性は見慣れているとはいえ、
親子の間に入ってうまくアシストして繋いでくれた先生の存在が
とてもありがたく感じました。
親との関わりは恥ずかしいし面倒くさいという
思春期特有の行動と頭では分かっていても、
気分屋さんの思いのままにブスッとした顔や反抗的な態度を
あからさまに出され続けると親とはいえ正直辛いです。
ただ、家族の誰かに向かって暴言や暴力をはいているわけではなく
イライラの納めどころを探している成長段階でもあるので
うちの場合、その行動に対して怒ったり注意することはせず
期間限定の親の修行と思って様子を見守るようにしています。
(あまりに行き過ぎた行動には親からの喝がもちろん入りますが)
ある先輩ママさんがこう言っていました。
「家の中が甘えられる場所だから
子どもは安心して発散できるんだよ。大丈夫。
家族に気を遣いすぎて家で発散できないと
発散先が外(他人)に向いちゃうでしょ。」
「あと、自分が同じ年頃だった時を思い返すと、
似たような事やってきたものだよ(笑)」
なるほど。
昔、自分がやってきたこと、忘れてました。
私も怒りの表現として
わざと階段をダンダンと音を立てて上がったり
部屋のドアが壊れてしまうくらいバッターンと閉めたり、
自分の部屋に立てこもり、大音量で音楽をかけたり
親を疎ましく思って何でも親のせいにして言い争い
暴言も数々はいておりました(笑)
こんな娘に対してうちの親も
早く台風のような思春期が過ぎ去ってくれないかと
切に願っていたことでしょうね。
私よりは穏やかな思春期を過ごしている息子と、
和やかなコミュニケーションが取れる日常が
早く来ると良いなぁと私も願うばかりです。
文:スタッフroko
代表:椎名 あつ子