ある日、突然(スタッフ)
入園、入学、をはじめ
進学、進級、就職などお祝いシーズンとなりました。
新たなスタートにむけて
楽しみだけど不安でいっぱいな子、
新しい環境に胸躍らせている子、
さまざまだと思います。
親御さんは喜びもつかの間
新しい門出に必要な諸々の準備に
休み返上で忙しい日々だったのではないでしょうか?
新しい制服の採寸に始まり、靴、
体操服、上履き、教科書やら文具やら…
進学する学校で必要なものを揃えると
本当に片手では済まないくらいの出費がかさみますよね。
祖父母からのお祝いの金一封が
こんなにもありがたいものだと実感する我が家です。
子どものために、孫のために
晴れの日をお祝いしてあげたいとの想い
気持ちはきちんと届いているはずです。
私事ですが
先日、中学の卒業の時に息子達からもらった
「お母さんへ」の手紙が出てきました。
読み返してみると
当時の息子達の気持ちが素直に書かれていて
成長を感じる感謝の文章に思わずウルっときてしまいました。
第一志望の学校に合格できたこと、
受験本番までの日々の体調管理や
塾への送り迎えのことなど…。
仕事で忙しいのにご飯作り大変でしたよね
なんて大人な気遣いもありました。
手紙をもらった当時も感動した記憶はあるのですが、
入学してから思春期に反抗期、コロナ禍も重なって
自分が思い描いていたような高校生活ではなかったと
息子自身この1年間に不満や後悔を私にぶつけることが多く
そんなところにこの手紙を見返したので…
いろんな思いが交差して
当時よりも涙がこみ上げてきたのだと思います。
大人になるまで
いろんな選択肢の中で
自分が望んで選択したことであっても、
その後で後悔することもあるということ。
誰かが決めるわけではない
自分で調べて、先を読みつつ進む道を
自ら決めていかなくてはならない現実を
今まさに学んでいる最中の息子達。
後悔なんて
経験したから感じることだし、
実践した分だけその中にいくつかはあるものだからと
自分や周りの失敗談などを笑い話にして話したり
不安感を和らげるよう見守ってはいますが
ついつい過度に心配してしまうのが親というものなんですね。
見守っている自分の立場に日々戸惑いながら
まだまだ先の未来の答えを探し出せるまで
子どもと一緒に私も「親」の役割を
学んでいくのだなあと感じた4月のはじめでした。
文:スタッフroko
代表:椎名 あつ子