寒い冬の過ごし方(スタッフ)
時々、
「カウンセリングなんて意味がない」
「カウンセリングでは治らない」
という発言を聞いたり見かけたりすることがあります。
クライアントさんは
悩み、苦しみ、どうにかしたいと思い
勇気を持って
カウンセリングを受けるために
問い合わせや予約をして
やっとの思いでカウンセラーに対面する方が
多いと思います。
どうにか思いを伝えて
わかってもらいたい
助けてほしい
どうしたらいいか教えてほしい
そんなお気持ちかと思います。
けれど、カウンセラーとの相性が合わない場合も
残念ながら少なくありません。
どんなカウンセラーなのかは
会ってみないとわからないところもあるので、
カウンセリングを受けてみてから
合わないと感じることもあると思います。
けれど、
“カウンセラーと合わない”ことと
“カウンセリングに意味がない”ということは
別のことです。
他のカウンセラーであれば、
うまくいくかもしれませんし、
カウンセリングを続けていくと
カウンセラーと合わないわけではないと
気がつくこともあると思います。
カウンセリングは
カウンセラーによって本当にそれぞれ違うものですし、
何よりも相性が大事でもあるからです。
またカウンセリングでは、
クライアントさんが“より良く生きられること”を
目指しています。
それは、必ずしも
クライアントさんの病を治すことや
クライアントさんの願いを叶えることと
イコールではない場合があります。
クライアントさんが望んでいることと
実際にできることが異なったり、
クライアントさんが思ってもみなかった
別の解決法がある場合もあります。
残念ながら、誰にもどうにもできないこともあります。
ただ、すぐに解決できないにしても、
クライアントさんが
行動や捉え方を変えたり
何かを諦めたり
別の価値観を得たり
思い切って環境を変えたりすることで
少しでも心の負担が少なくなるように
ということを目指していくのです。
ですので、もし
“自分の意見を採用してくれる=わかってくれる”
“自分の要求をかなえてくれる=力がある”
そんな風に考えていらっしゃったら、
どのカウンセラーに相談しても
“カウンセリングなんて意味がない”と
感じるかもしれませんね。
“カウンセリングって結局どういうこと?”
ということは
クライアントさんにとって
イメージしにくいことかもしれません。
当センターは、
椎名先生やスタッフがブログで書いていることもありますが、
詳しく知りたい方は
実際にカウンセラーに聞いてみてもいいと思います。
カウンセラーによって
学んできた技法も違いますし
考え方や思いも異なると思います。
クライアントさんとカウンセラーが
目指すゴールや道筋がずれていると
カウンセリングがうまく進まないこともありますから、
モヤモヤしているよりも
カウンセラーと話し合った方が
より良いカウンセリングになると思います。
当センターでは、
クライアントさんが
少しでもより生きやすくなることを目指して
椎名カウンセラーは日々
耳を傾け、学び、感じ、考え、言葉を紡いでいます。
私たちスタッフもそれを支えるべく
日々学んでいます。
そして一人でも多くのクライアントさんが
より良い生き方を見つけていかれることを
いつも願っています。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子