夫婦の形~秋の訪れ~
とどかない、言葉。
わからない、気持ち。
部屋の空間は
猜疑心という淀んだ感情で
いっぱいになって
息ができない。
息の仕方を忘れてしまったかのように。
無邪気なかわいい
子供たちの存在は
見えているのに
貴方は、とても遠い。
そんな状態を
止めたい。
でも、どこから、どうやって
修復すればいいのだろう。
投げかけあう言葉は棘ばかりで
優しさは、義務的なものとなり
夫婦は混乱と焦りを感じながらも
出口がみえない。
修復とはなんだろう。
もとの、あの時代
二人で手をつなぎ
抱き合えば、全てが溶けていった
あの頃にもどること?
恋愛は現実の生活と変化し
子供が成長し、
頑なに固まった心だけが
大きくなり
時間だけが過ぎていく毎日。
だから、
昔のようにではなくて
新しい二人の形を、
これからの夫婦の形を。
壊れかけたからこそ
見つかる形もあるのだと
心から
一生懸命に
伝えたかった日でした。
あなたたちへ。