相手のことを考える(スタッフ)
みなさんは「フキハラ」という言葉を
聞いたことがありますか?
「フキハラ」とは
「不機嫌ハラスメント」の略です。
「不機嫌ハラスメント」とは、
不機嫌な態度や空気、言動で
相手に不快な思いをさせたり
困らせたりすることだそうです。
みなさんも、家族や会社や友人関係などで
思い当たる経験はありませんか?
もちろん
「フキハラ」をしている人にも
それなりの事情があることと思います。
何かとても大変な事情を抱えていたり
つらい思いをしていたり。
けれど、だからといって
周囲の人に不機嫌をふりまいて
不快な思いをさせて良いというわけでは
ありません。
不機嫌ハラスメントをされた人は、
どんな気持ちになるでしょうか。
例えば、会社で上司が朝から不機嫌で
イライラした口調で厳しいことばかり言ってくる。
びくびくして仕事に身が入らなくなるかもしれません。
なぜイライラをぶつけられなければならないのか、
とイライラするかもしれません。
例えば、家庭内で配偶者や親が不機嫌で自分に対して
態度が悪い。
私が何かしてしまったのか?と
思い悩むかもしれません。
言いたいことを相手に伝えることが
怖くなったり、無駄に思えるかもしれません。
それが積み重なって
家族といる時間が苦痛でしかなくなるかもしれません。
不機嫌ハラスメントは、
相手を不快にするだけでなく、
相手とのコミュニケーションが
スムーズにとれなくなったり、
不快になった相手との関係がこじれたり、
相手も不機嫌になってしまって
お互いに良くない言葉かけや態度になってしまったり、
するかもしれません。
みなさん、少しでもこの内容が気になったら、
ぜひご自分を振り返ってみてください。
自分では不機嫌ハラスメントをしているつもりはなくても
相手にとってはハラスメントになっていることも
あるかもしれません。
そして不機嫌ハラスメントをしてしまっている
あるいはされている
そのために関係がこじれている、
など思い当たる方は
もしよろしければ
カウンセリングの中で
なぜそのようになってしまっているのか、
どのように改善したらよいのか、
探っていくのも
解決の一つの手段だと思います。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子