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椎名あつ子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

心の部屋を1つ空けること(スタッフ)

椎名あつ子

椎名あつ子

テーマ:スタッフ

このところよく映画を観ているのですが、
先日観た映画の中で
とても心に残るセリフがあったので
紹介したいと思います。

「私の頭の中の消しゴム」という
2004年の韓国の映画で、
映画の核心的な内容には触れませんが、
ある場面でこんなセリフがありました。

「許しとは、心の部屋を一つ空けること。」
「あなたは大事な心の家を、
そんなに憎んでいるお母さんに渡して、
家の外でぶるぶると震えているわ。」

ある登場人物は、
幼い頃から母親と不仲で心が傷つき、
母親のことを深く憎んでいて
どうしても許せずにいたのです。
それを知った別の登場人物が
このセリフを言ったのです。

このセリフを聞いて、ハッとしました。
たしかに、誰かを憎むということは
心をその人に占領されていることです。
そして、占領されていることによって
「心の部屋」から追い出されることになった
自分自身は、
凍えてしまいつらい思いをしているのです。

カウンセリングに来られる方の中には、
親や元恋人やパートナーやその浮気相手などに
強い憎しみの気持ちを抱いていて
忘れたいのに忘れられないと言う方も
いらっしゃいます。
傷つけられた出来事があって苦しみ、
その人を憎む気持ちでまた苦しみ、
それを忘れられないことでさらに苦しんでいます。

そんな方に
「許しとは、心の部屋を1つ空けること」という言葉が
届くといいなと思いました。
もちろん、それはそんな簡単にできることでは
ありません。
簡単にできるのであれば、
苦しむことはないですから。

けれど、憎い相手に心の部屋を占領されて
大事な自分自身が凍えていることに
気がついてほしい。
少しでも、自分の心の部屋を取り戻してほしい。
そんな風に思いました。

カウンセリングは、
荒れ果てた心の部屋を
片づけたり
修理したり
占領していた苦しい思いを捨てたり
心地よく過ごせるように
整える作業だとも言えます。
そしてその作業を経て、
自分らしく心地よく生きられるのだと思います。

あなたの心の部屋はどうですか?
嫉妬や憎しみでいっぱいになっていませんか?
仕事に占領されていませんか?
何かにこだわっていて余裕がなくなっていませんか?
大事なものを置く場所がありますか?
あなたが心地よく過ごせる心の部屋になっていますか?

もし、心地よく過ごせない状態の方は、
一度カウンセリングを受けてみて
心の部屋を整えてみては
いかがでしょうか。

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椎名あつ子
専門家

椎名あつ子(心理カウンセラー)

横浜心理ケアセンター

1対1のカウンセリングのほか、夫婦や親子など二人以上でのカウンセリングにも対応。モラハラやDVなど夫婦の問題や、職場のストレス、発達障害の相談にも多数の実績がある。医療や法律の専門家との連携も可能。

椎名あつ子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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