人の器
今、私たちの生活は
新型コロナウィルスにより
仕事はテレワーク中心となるところが増え
また子ども達は学校が休業となり
家族みんなが家の中で過ごす事を強いられています。
そんな中で最近は
今までも夫婦問題で悩んでいた人達が
一緒に過ごす時間が増えたことで
より、大きな問題になりつつあったり
また、そのイライラや不安定な状況のために
子どもにあたってしまうことが多くなり
虐待に近い事が起き始めている状況があります。
一緒にいる時間が増えたことだけではなく
当然、経済的にも不安になりはじめています。
誰もが食材や衛生面に必要とされる様々な物の購入で
出費は多くなっていますが
収入が今まで通りで安定している人は
ほとんどいない苦しい状況があります。
そういった先の見えない不安が
つもりつもって、ストレスがいっぱいになってしまい
お互い、ピリピリ、イライラしています。
子ども達もそういった両親の様子を気にしながらも
コロナウィルスへの恐怖を
心の中に大人よりも秘めていてもおかしくありません。
「外に出るのが恐い」
「学校に行きたいし友達にも会いたいけどコロナが恐い」
「コロナで死ぬのが恐い」
「手や体を洗うことがやめられない」
「体中、汚い気がする」
「お父さんの仕事がなくなったら死ぬしかない」
など・・・。
小さな子ども達の心も弱っています。
そして、親達も
家を買ったこと、車を買ったこと
転職したこと、旅行に行ったことなど
楽しかったことも後悔をしはじめてしまい
そして将来に対して、ネガティブな感覚しか持てなくなっているため
ケンカが増え続け
言葉や身体への暴力も出てきてしまっています。
こういった状況は今、
世界中の人たち誰もが抱えている問題ですが
大切なのは、まず、
1、身近な人と苦しみや辛さを分け合う。
2、身近な人と一緒だから今を乗り越えられる事があるということ。
3、「~だからよくない」ではなく
「~にすればいい方向にいく」という考え方をしていくこと。
4、今の苦しみは自分だけではないから
みんなで乗り越えていくべきだということ。
5、今この時、人の意見に振り回されず
コロナウィルスの知識を増やし
冷静な対応を心掛ける。
ことだと思っております。
それでも不安で眠れなくなってきたり
食欲がなくなったり
恐怖で気持ちがざわついたり
胸がドキドキしたり
緊張で呼吸がしづらくなったりしはじめたときは、
こちらでは電話、スカイプでのカウンセリングも行っておりますので
1人で悩んでいるようでしたら
是非ご連絡していただけたらと思っております。
ここ横浜心理ケアセンターがみなさんの駆け込み寺であり
吐き出せる場所として
少しでも寄り添っていくためにお力になれればと
思っております。
よろしくお願い致します。