柔らかく蓋をする(スタッフ)
みなさんは、
カウンセリングルームには
どんな方々が来ていらっしゃると
イメージされていますか?
うつ病などの心の病、
発達障害、不登校、
夫婦関係がこじれている、
などでしょうか。
たしかに、こういった方たちも
たくさんカウンセリングを受けていらっしゃいます。
病やトラブルなどの、
誰かの力を借りる必要があることが
わかりやすい状況だと
カウンセリングを受ける、という選択を
しやすいように思います。
しかし、実は、
何か大きなことがあったわけではなく、
カウンセリングを受ける方も
大勢いらっしゃいます。
大きなトラブルや病があるわけではなくても、
小さなストレスの積み重ねや
なぜだか仕事がうまくいかない、
なんとなく人とのつきあいが下手な気がする、
自分の家族はちょっと変な気がする、
傍から見たらうまくいっているように見える人生だけど
自分では何か足りないような気がしたり
息苦しさを感じる、
といった名前のつけられない悩みを持つ方が
カウンセリングを受けています。
一見些細なことや小さなことの積み重ねが
重くのしかかっているのに、
「我慢が足りない」「努力が足りない」
「そんなことでカウンセリングを受けるなんて」
「心が弱い証拠だ」などと自分を責めてしまってはいませんか?
決してそんなことはありません。
骨ですら「疲労骨折」という骨折があります。
これは大きな外傷があったわけではなく
同じところにくり返し力が加わることで
ヒビが入ったり折れたりする骨折のことです。
心は見えませんから、
日々のストレスがかかり続けているのに
ケアをせずにがんばりすぎてしまうと、
いわば、心の疲労骨折になってしまいます。
みなさんは、知らず知らずのうちに
心の疲労骨折になっていませんか?
ハッとした方はもちろん、
このままでは心の疲労骨折になってしまいそうな方も、
ぜひ一度カウンセリングを受けることを
検討してみてくださいね。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子