「ほめる」ってどんな風に?(スタッフ)
このところ、
尊い命が奪われる痛ましい事件が多く
報道されています。
家族同士で命を奪ったり
愛し合ったはずの人の命を奪ったり
子どもが自ら命を絶ったり
子どもが子どもの命を奪ったり
多くの命を理不尽に奪ったり
いくつもの大切な命が亡くなっています。
こういった事件の際、
いつも思うことがあります。
決して命を奪う行為は許されるものではありません。
しかし、加害者も加害者になるまでの
過程があったはずです。
何かに迷ったり悩んだり苦しんだりしていた人も
少なくありません。
苦しんでいる誰かが、
ある日加害者になってしまわないために、
その前に
私たちには何ができるのでしょうか。
私たちができることの一つは、
1人でも多くの
本当はSOSを出したいのに出せない人や
上手く人を頼ることのできない人の
心の叫びを聴いていくこと、
そして追い詰められる人が
1人でも少なくなるように
個人でも社会でも
働きかけていくことかと思います。
自分のことを大切に思っていて
誰かから大切に思われている実感があって、
誰かのことを大切に思っていれば、
自らの命を絶ったり
誰かの命を奪うという考えには
そう簡単には至らず、
そういった考えが浮かんでも
多少は踏みとどまることが
できるのではないかと思います。
どうか、今、
自分のことを大切に思えない人は、
誰かにSOSを出してください。
必要のない人間などいません。
誰もが、何もしなくても、
生きていて良いのです。
今、誰からも必要とされていないように思えても、
もう少し広い世界を見てみると
大切に思っている人がいます。
そして、今もし
自分のことを好きになれないのなら、
自分のことを好きになるために
あなた自身をより輝くように磨くこともできます。
なんとなく周囲の人たちから
理解されていないように感じていたら、
理解してもらえるように
伝え方を工夫することもできます。
もしかしたら、
相手に余裕がなくて
丁寧に見ていないから
あなたの良さが見えにくいという場合もあります。
あるいは、素敵なところがあるのに
それよりも悪く見えるところが
目立ってしまっている場合もあります。
素敵なところを伸ばして、
欠点と見られやすいところを少しずつ変えてみたら、
また違った人生が待っているかもしれません。
変ろうと自分で決意して、行動することで、
あなたに対する周囲の対応も変わってくると思います。
当センターでのカウンセリングでも
そのお手伝いをできるかもしれません。
ただ、それには
あなた自身の一歩踏み出す勇気が
必要不可欠です。
勇気がでたら、
まずは一度、
当センターにご連絡いただければと思います。
文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子