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機嫌の悪さを赦す(スタッフ)

椎名あつ子

椎名あつ子

テーマ:スタッフ

先日、「自分で自分の機嫌をとる」という内容を
書きました。
今日はその続きです。

自分で自分の機嫌をとる、ということは
とても大切なことです。
そうできるように心がけることが
大事でもありますが、
どうしたって自分ではどうしようもない時も
ありますよね。

例えば、
女性には
生理前や妊娠中や出産後など
ホルモンのバランスによって
感情が不安定になりやすい時期があります。
もちろん個人差もありますし、
本人も自覚がない場合もあります。
ホルモンのバランスで言えば、
更年期障害もあります。
更年期障害は、女性だけではなく男性にもあります。
この時期も不安定になりやすいものです。
また、思春期にも不安定になりやすいものです。
こうやって、本人にはコントロールができないものは
たくさんあります。

それだけではありません。
例えば、
結婚前、
大事な仕事の前、
仕事が立て込んでいて忙しい、
転居や転校や転職など環境が変化した時期、
たくさんの家事に追われていて手一杯、
親戚やご近所さんや友人や仕事関係などの
人間関係でのトラブル、
金銭的なトラブル、
子育ての悩み、
夫婦間の悩み、
ショックなことがあって落ち込んでいる、
体調が悪い、
あるいは精神的な病の影響など・・・
元気で余裕がある時だったら大丈夫であっても、
こういった様々な要因で機嫌が悪くなったり
あるいは機嫌を自分でどうにもできなくなることは
あって当たり前です。

そういった時に、
本人に「自分で自分の機嫌をとる」ことを求めるだけではなく、
周囲の人も「赦す(ゆるす)」ことが大事なのだと思います。

あの人は今仕事で疲れていて機嫌が悪いんだな、
今日は機嫌が悪いみたいだからそっとしておこう、など
お互いに相手の状況を理解して赦すことが
人間関係ではとても重要なことだと思います。
(もちろん、あまりに度を越えている場合には、
ちょっと甘えすぎ!と言ってもいいかもしれませんが。)

人はお互いに、うまくいかない(できない)ことを責めるのではなく、
理解し、赦し、フォローし、支え、教え、学び、
感謝し、努力し、
共に生きていくのだと思います。

とくに夫婦は、
他人同士が、お互いを愛し合って
家族になる道を選んだ二人です。
他人だったからこそ、
わからないことがあり、伝わらないこともあります。
けれど、家族になることを選んだからこそ、
お互いに思いやり合っていけると思います。

みんながそれぞれ、
自分で自分の機嫌をとるよう心掛け、
相手の機嫌の悪さを赦し、
お互いにフォローし合うことができたら
素敵だなと思います。


文:スタッフsachi
代表:椎名 あつ子

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椎名あつ子
専門家

椎名あつ子(心理カウンセラー)

横浜心理ケアセンター

1対1のカウンセリングのほか、夫婦や親子など二人以上でのカウンセリングにも対応。モラハラやDVなど夫婦の問題や、職場のストレス、発達障害の相談にも多数の実績がある。医療や法律の専門家との連携も可能。

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