離婚におけるさまざまな問題について ~お金のトラブルについて ①婚姻費用について~
先日、夫婦間の女性の悩みについての
インタビューを受けましたが、
( hapimamaの記事はこちら )
ここ横浜心理ケアセンターにも、
妻であり母であり
仕事を持つ女性である方たちが、
たくさん相談にいらっしゃっています。
とくに、30代の女性たちは、
まだお子さんたちも小さく
ご主人の仕事も忙しく
自分の仕事も
これからのステップアップを要求されており、
つらい状況があります。
産休や育休をとり、
これから、また仕事に復帰する女性も
数多くいらっしゃいます。
保育園が見つかり、
復職する時期が決まり、
時短で働く人も
時短が認められていない人もいます。
そんな中で、
子どもが保育園に慣れてくれるのか?
病気になった時の
預ける場所はどうしたらいいのか?
会社復帰したばかりで
自分は家事、育児、仕事の両立を
どこまでできるのか?
子どもの事で休みがちになった時、
会社内の人たちの視線を気にしながら、
どう職場の人と接していけばいいのか・・・
たくさんの心配と不安を
抱えていらっしゃいます。
また、夫も家事は少しは
手伝ってはくれているけれど、
夫の家事能力の低さに不満を持ち、
自分がほとんどやるしかなく、
毎日イライラしてしまって、
自己嫌悪になっている女性も
たくさんいます。
毎日の生活に追われ、
自分の時間すらない中で、
心の余裕どころか
夫や子どもに対しても
いつも怒ってばかりになってしまっている
女性たちもいます。
本当は優しくありたいのに
本当はおだやかで笑顔でいたいのに
本当は夫とも仲良くしたいし
オシャレもしたいし
友だちともゆっくり話したいのに
それが何一つかなわず、
気付くと
自分は大声をはりあげ、泣き叫び、
自分の感情のコントロールがきかなくなり、
おそろしい状況が繰り返されている。
ふと、鏡に映っている自分の表情を見て、
呆然とする女性たちもたくさんいます。
そういった人たちへの
カウンセリングは、
その人1人の問題ではないので
非常に難しい場合があるのも
事実です。
その人の夫への不満や不安や怒りを聴くだけでは、
夫婦の関係は解決はしていきません。
もちろん、ただ今のつらさを聴いてほしいだけでも
カウンセリングは有効ではありますが、
今のこの状況を改善していくためには
ご主人に丁寧に、理解してもらえるように
第三者が伝えていくことが
大切であると思っています。
夫婦だけで話すと、
お互いの言い分を言い合うだけになったり
過去のおびただしい問題を
またお互いが持ち出し、
責め合うだけの時間となったり、
解決しないまま、
口論の時間は果てしなく続き、
お互いが疲れ切ってしまい、
ついには別居や離婚へと
発展していってしまうケースも
よくあります。
今のこのつらい状況を
冷静に客観的に見られる
第三者であるから
相手に伝えられることも多いのです。
つまり、夫婦カウンセリングは、
片方の味方だけは致しません。
そのために、今つらい方の人にしてみれば、
理解してもらえない
味方ではなく責められたと
思う場合もあるかもしれませんし、
時に、その人にとっては
耳が痛いアドバイスもあると思います。
でもカウンセリングの目的が、
ご自身の本来の
優しくておだやかで明るく積極性があるなどの
いい部分の自分を取り戻すためでもあり
夫婦改善のためでもあるのであれば、
まず、相手からの理解を得るために
どういった会話が必要なのか
自分の言動は相手にとってどう見えているのか
自分はどう変わればいいのかを
一緒に考えていく場所として、
とらえていただきたいと思います。
もちろん、ご主人に対しても、
妻からの要望や気持ちはしっかりとお伝えしていきます。
変っていただきたい点も
ご主人に詳しく説明致します。
そうやって少しずつ
固まっていたお互いの心が
氷が溶けるように
溶けていき、
落ち着いていかれたご夫婦は
本当にたくさんいらっしゃいます。
一度、第三者を交えた夫婦カウンセリングを
考えてみませんか。
よろしくお願い致します。
※夫婦カウンセリングについてはこちらです。