イブサンローラン―同性愛の愛―
昨日は
もう春が近いはずなのに
雪が降りました。
咲き始めの桜の上に
冷たい雪が降ったのでした。
桜の花を思うと、
切ない気持ちになりました。
でもきっと桜の花は
来週には
花をもっと開き、
私たちを
喜ばせてくれるのだと
思います。
冷たい風が吹いても
こごえそうな冷たい雪に降られても
いつものように
変わらずに
この時期は咲くのです。
咲くことが
当たり前なのです。
ピンクの花は少し悲しげで、
でも一瞬の美しさを精一杯
すべての人に表して、
去っていくのです。
それでも、
私たちの新しいすべての
始まりの環境に
希望と夢と期待を
与えてくれています。
年を重ねるたびに、
桜を見ると
昔は感じなかったことが
感じれるようになりました。
こんな風に生きていけたら・・・と。
人に喜びを与え、
人に希望を与え、
人に優しさを与え、
そして、
終わりの時を
きちんとわきまえる勇気。
人は、人に認められたり
評価されたり
大切にされたり
愛されたりすると
ずっと当たり前な事として
感じてしまうけれど、
必ず、いつか終わりが、
命の終わりと同じように
やってくるのです。
だからこそ、
今、関わる人を大切にしたり
パートナーを敬ったり
そして自分のために
自分をきちんと見つめたり
そんなことをしてみようと
思ったのでした。
夫婦カウンセリングの現場では、
何かの始まりや
現状の悩みや
何かの終わりで
悩んでいることを
聞くことも多い中、
今日は桜の花の気持ちに
ひたすらなってみたいと思った日でした。
素敵な一日となりました。