三河地震から学ぶ、住まいの地震対策 ― 今すぐできる備えとは

中村和宏

中村和宏

テーマ:つぶやき



1945年(昭和20年)1月13日午前3時38分、愛知県東部を震源として**三河地震(M6.8)**が発生しました。
この地震は内陸直下型地震で、被害は愛知県・三重県を中心に広がりました。

夜明け前、多くの人が就寝中の時間帯に発生したため、倒壊した家屋の下敷きとなり、非常に多くの尊い命が失われました。
特に三河地方では、その約1か月前に東南海地震が発生しており、すでに被害を受けた住宅が十分に修理されないまま再び大きな揺れに襲われたことで、被害がさらに拡大したといわれています。

また、集団疎開中だった児童が寺院の倒壊により犠牲となるなど、地震の恐ろしさと「建物の安全性」が命を左右する現実を私たちに突きつけました。

東南海地震と三河地震は、
「南海トラフ巨大地震の前後に、内陸で大地震が起こる可能性がある」
ということを示す、非常に重要な事例とされています。

現在では、静岡県を中心に地震防災対策が進められていますが、
「地震はいつ起きるかわからない」
だからこそ、私たち一人ひとりが住まいの備えを見直すことが大切です。

■今すぐできる!家の地震対策

大規模な耐震工事をしなくても、今日からできる対策があります。

① 家具の固定
・タンス、食器棚、本棚はL字金具や耐震ベルトで固定
・寝室には背の高い家具を置かない

② ガラス対策
・窓や食器棚に飛散防止フィルムを貼る
→ 割れたガラスによるケガを防ぎます

③ 扉・収納の見直し
・食器棚に耐震ラッチを取り付ける
→ 地震の揺れで中身が飛び出すのを防止

④ 建物の状態を知る
・築年数が古い住宅は、耐震診断を受ける
・小さなひび割れや傾きも放置しない

⑤ 家族での話し合い
・避難経路・集合場所を確認
・夜間に地震が起きた場合の行動を共有


三河地震は、「過去の出来事」ではなく、
これから起こりうる地震への大切な教訓です。

住まいの安全は、家族の命を守る第一歩。
小さな対策の積み重ねが、大きな安心につながります。


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