ゲリラ豪雨で突然の雨漏り

中村和宏

中村和宏

テーマ:つぶやき



一般的な雨とは違って、
ゲリラ豪雨は、局地的に短時間で降る激しい豪雨のことです。
ゲリラ豪雨は規模が小さく、突発的かつ散発的に起こるため、
事前に予測することが難しいといわれています。
「短時間」「狭い範囲」「局地的」「猛烈な雨量」といった
これらの条件が揃うことで、建物の防水機能に過度な負荷がかかります。
雨水が侵入しやすい箇所は、
屋根や外壁、窓サッシ、換気口など、建物には多数存在しますが、
通常の雨では問題が起きなかった部分も、
想定外の集中豪雨には耐えきれず、雨漏りが発生してしまうのです。

特に、屋根の谷部や、ベランダの排水溝まわり、外壁とサッシの継ぎ目などは、
構造的に弱点となりやすく、雨水がたまりやすい場所なので、
ゲリラ豪雨のような激しい雨が降ると、排水能力を上回る水量により、
あふれた雨水が建物内部へ逆流することもあります。
また、風を伴う場合には、雨水が横殴りで吹き付けられるため、
通常は濡れない場所からの浸水リスクも高まります。
さらに、屋根材のズレ、コーキングの経年劣化など、
普段は気づきにくい小さな異常が、
このような過酷な気象状況のもとで「雨漏り」という結果になって現れます。

雨漏りは「起きてからでは遅い」被害のひとつです。
とくにゲリラ豪雨のように突発的な気象は、
予測や準備が追いつかないほどの速さで襲ってくるので
そのような事態に備えるためにも、
少しずつチェックやメンテナンスを始められることをおススメします。

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