職場体験
火災保険料は、ここ数年、値上げが繰り返されています。
自然災害が相次ぎ、保険金の支払額が右肩上がりで増えているため
来年度にも、損害保険各社が保険料を決める目安となる「参考純率」が、
1割ほど引き上げられる見込みで、再び値上げされる見通しだそうです。
【火災保険の保険料の内訳】
純保険料と付加保険料で構成されています。
・純保険
損害保険料率算出機構が、自然災害のリスクや社会状況を見据えながら算出する
参考純率をもとにして金額が算出され、支払い保険金に充てられる
・付加保険料
保険会社の運用に使われる
※参考純率をもとにして、損保各社は保険料を決定しているので、参考純率が引き上げられると保険料が値上がりします。
また、今は最長10年の火災保険の契約期間を、5年に縮めることを決める見通しもあるそうです。
そうなると、火災保険は長期契約をするほど割引されるため、
1年単位で契約更新するより複数年で契約するほうが割引率が高いのだが、
「長期割引」の割引率が小さくなり、保険料の値上げが反映されやすくなります。
今後も火災保険料が上昇する傾向が続くと考えておいた方が良さそうなので、
現在、加入している火災保険の内容の見直しや、
保険料はまとまった額になるけれど割引がきく長期の契約にして加入しておくと、
今後も保険料が値上がりするような改定があっても保険期間中は現在の保険料率が続くので、
今の時期に火災保険の見直しをしてみてはいかがでしょう。