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昔から、「6歳の6月6日にお稽古を始めると上達する」といわれていています。
これは、世阿弥が「風姿花伝」の中で
「お稽古を始めるのは6歳がいい」と書いていることに由来しているそうです。
また、「6月6日」になった由来は、
①江戸時代、歌舞伎の台詞として「6歳の6月6日の・・・」と
6続きのゴロの良い言い回しが使われるようになり、それが定着した。
②数を数えるとき、親指から順に指を折って数えていくと、
6のときに小指が立ちあがるので、
「小指が立つ」→「子が立つ」ということで縁起が良い6歳の6月6日になった。
と2つの説があるそうです。
「稽古」には、「古(いにしえ)を考える」という意味があります。
芸能や武術、技術などを習うことや練習することの他に、
昔の書を読んで、ものの道理や、儀式・法制・作法などの決まりや習わし、
あらゆる先例を学ぶこと、これら全てのことを指します。
スキルだけ身につけても、上達しないし、本物になれないということなのでしょうね。