事八日
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、
リモート社会へと世の中が一気にシフトし、
自宅で過ごす時間がかつてないほどに増加する中、
おうち時間を快適・健康・安心・安全に過ごすための
重要なキーワードの一つとなっているのが“非接触”です。
非接触で水を出すことができるタッチレス水栓は、
医療現場のニーズから誕生しました。
感染症対策として、高度な非接触操作が求められる
医療現場の水栓は、従来、足踏み式の水栓などが
使用されていましたが、
より簡易な操作で水を出すことができる機能として、
1980 年代、タッチレス水栓が誕生し、
主流となっていきました。
そして、その後、
同機能はパブリックトイレの分野にも普及し、
2004 年、住宅向けのタッチレス水栓を発売。
現在、高い評価を受けているのが
2015 年に誕生した「ナビッシュハンズフリー水栓。
対象物の動きを逃さず感知する「動体センシング」と、
吐水口下にある物の距離を正確に測定する「測距センシング」という
2 種類のセンシング方式の採用により、
従来のセンサーが苦手としていた対象物
(透明なコップや黒色のフライパンなど)
も感知しやすくなり、操作性が大幅に向上。
開発にあたっては、実に 614 にもおよぶ水栓の操作を洗い出し、
検証していくという気の遠くなるような地道な作業が行われた。
詳しくはこちら → タッチレス水栓開発物語 「タッチレス水栓。新しい生活様式を支える、触れない安心。」