ブラックアウト

2018年9月6日（木）午前3時7分、北海道胆振東部を最大震度7の地震が襲いました。
この地震にともない、北海道エリアにおいて、
地震発生から、わずか18分後の3時25分、
日本で初となるエリア全域におよぶ大規模停電（ブラックアウト）が発生。

※ブラックアウト
　大手電力会社の管轄する地域のすべてで停電が起こる現象（全域停電）のこと。
　海外においては、非常に規模の大きな停電についても、ブラックアウトと呼ぶことがある。

北海道胆振東部地震では、
大規模な停電によって多くの住民が不安に晒されました。
経済産業省は、大規模停電（ブラックアウト）の原因は、
電力の需給の大半を占める火力発電所が密集するエリアでの地震によって、
複数の火力発電機がトリップ（停止）したことによる供給力不足が原因であると発表しました。
需給のバランスが崩れ、電力の「周波数」（北海道電力の場合は50Hz）が安定しなくなると、
最悪の場合は電力システムに多大な影響を与え、大規模な停電が発生する事態となるそうです。
停電や断水など、地震から派生する二次災害を想定して、
家の備蓄や非常持出袋の中身を再度確認しておくとより安心ですね。