クリスマスは今日の日没まで
8月14日は「専売特許の日」。
7月に施行された「専売特許条例」に基くもので、
1885年のこの日、日本初の専売特許が交付された。
堀田瑞松が発明した
日本特許第一号である「堀田錆止塗料」は、
鉄製船舶の船底の防錆を目的とするもので、
生漆をはじめ在来の国産原料だけを使用しており、
防錆と防汚との両機能を併せもっていました。
防錆顔料として鉛丹を使用するとともに、
柿渋に含まれるタンニンと鉄粉との反応でタンニン酸鉄を生成し、
塗膜の強化と防錆力の向上を図っています。
また、生姜を併用し、
その成分であるフェノール系物質により防藻、防貝性を持たせたとみられます。
鉄粉を生漆に次ぐウエイトで配合し、
硬化膜の応力緩和、塗膜割れの防止、層間付着性の改善を図っています。
さらに4種類の塗料を重ね塗りして多層構造を形成し、
全硬化塗膜の応力緩和・塗膜割れの防止などが図られています。
この発明内容は、一般技術水準からすれば、やはり注目すべき着想でした。
※日本化工株式会社 高機能性塗料コラム ◯コーヒーブレイク 日本の特許第一号は「塗料」なんです。 より抜粋
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