お迎え始め
今では、暑気払いには、冷えた清涼飲料水やビールで
体を冷やし、溜まった熱気を取り除くことが多いですが、
江戸時代には、みりんと焼酎をほぼ半々に混ぜた「本直し」を
夏の暑気払いとして、井戸で冷やして楽しまれていたそうです。
かつて法的には「飲用みりん」とされ、「本みりん」より課税額が安かったため、
「節税焼酎」として人気があったが、
2000年の酒税改正において、焼酎を多く加えた飲用みりん
(アルコール分23度以上、またはエキス分8度未満)については
焼酎と同じ税率となり需要は急激に廃れ、
現在は、比較的限られた業者だけが製造・販売しているそうです。
※関西方面では「柳蔭(やなぎかげ)」、関東方面では「本直し」と呼ぶそうです。
画像出展:神戸シノワズリ倶楽部