バレンタインデー
舞鶴 VS 呉 と聞いて思いつくものありますか?
実は、これ「肉じゃが」の話なのです。
「肉じゃが」は、
東郷平八郎が日本に帰国後、
若い頃イギリスに留学していた頃に
よく食べていたビーフシチューの味が忘れられず、
ビーフシチューを海軍の艦上食としてはどうかと思い、
料理長に作らせました。
しかし、料理長は、
当然ビーフシチューなんていう料理を知らず、
東郷の話だけを頼りに何とか再現しようと
努力して作ったけれど、ビーフシチューとは出来ず
「肉じゃが」が誕生したと言われています。
その後、海軍食として一気に普及し、
海軍の兵隊さんたちが日本各地に寄港した際に
肉じゃがを伝え、全国に広まったと言われています。
このエピソードは、京都府舞鶴市が、
東郷が海軍舞鶴鎮守府初代司令長官として
舞鶴市に赴任した際に、料理長に命じて
肉じゃがを作らせた際のレシピが残っていたことから
舞鶴市が発祥の地という根拠で、
町おこしのために1990年代に
宣伝し始めたことが始まりと言われています。
しかし、これに対し、広島県呉市も
東郷は、舞鶴市に司令長官として赴任する前に、
参謀長として呉市に赴任しており、
肉じゃがのエピソードはその時のものであると
「いやいや肉じゃが発祥の地はうちだ!」
と名乗りを上げ、舞鶴市と呉市の
肉じゃがをめぐる終わりなき論争が・・・。と思いきや、
舞鶴市の肉じゃがは男爵を使うのに対し、
呉市の肉じゃがはメークイーンを使うなどとして、
このライバル関係を上手く利用して
互いにPRに協力しているそうです。
因みにお肉は両市ともに牛肉を使うそうです。