破風①

中村和宏

中村和宏

テーマ:つぶやき



破風(はふ)は、建物の顔といわれることもあり、
お城や神社・仏閣などは、
煌びやかな装飾を施したものもあるように
ここに拘りを持つ方もいらっしゃいます。
この部分は、見た目を良くするためだけに
取り付けられているのではなく、
下記の様な機能的な役割も持っています。

【破風の役割】
1.雨・風を防ぐ
 破風の最大の役割は、雨や風を防ぐこと。
建物の屋根は上からの雨や風に対して強い構造ではありますが、
 横や下からの雨風に対して弱いという特徴があるので、
破風で、屋根裏に侵入する雨風を妨ぐ。

2.雨どいの基礎
 切妻屋根の長手方向に取り付けられる鼻隠しは、
 破風板(はふいた)と同様の役割を担いながら、
 雨樋の基礎という実用的な役割も担っている。
雨樋は、雨水を雨どいに集めて流すことで、
 雨水が壁に直接流れることを防ぐ重要な設備で、
外壁塗装の劣化を防ぎ、住まいの耐久性を高める役割がある。

3.防火
破風板や鼻隠しには、雨や風から家を守るだけでなく、
 火災からも守る大切な役割もある。
 住宅火災は下から上へ向かって延焼するのが通常で、
窓から上がった火が軒に達するのは、
 想像するよりはるかにはやいので、
 破風板がある事によって、
 屋根裏への火のまわりを遅らせることが出来る。
なので、破風板には耐火性のある部材を使用することが多い。

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中村和宏
専門家

中村和宏(塗装職人)

株式会社リプラス

相模原に根ざして30年、地域に密着する塗装の専門家。家の構造を見極め、外壁や屋根の素材ごとに適した塗料選びで、長持ちさせる塗装技術に絶対的な自信。お客様に安心と信頼の塗装をお届けします。

中村和宏プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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