ExcelのPower Query(パワークエリ)で事務作業を自動化する実践支援

「研修を実施したが、職場に戻ったら結局誰も使っていない」
そんなご相談を、私はこれまで数え切れないほどいただいてきました。IT研修の予算を確保し、外部講師を呼び、一日かけて受講させたにもかかわらず、3か月後には元のアナログ業務に戻っているというケースが、残念ながらとても多いのが現実です。
なぜ、せっかくの研修が根づかないのか。私自身、文系出身でコールセンター・バックオフィスのスーパーバイザーとして約10年間、現場で働いてきた人間として、その原因をはっきりお伝えできます。問題はITの難しさではなく、「研修が現場の実務と切り離されている」ことにあります。
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研修が定着しない根本的な原因は「実務との乖離」にある
多くのIT研修では、Excelの機能説明やシステムの操作方法を順番に教えていきます。受講者の方々は「なるほど、そういう機能があるのか」と理解はするのですが、翌日から職場に戻ると、その知識を「自分の業務のどの場面で使えばよいか」がわからなくなってしまいます。
実は、これはツールの問題でも、受講者の能力の問題でもありません。「アナログ思考のままデジタルを使おうとしている」という思考の切り替えができていないことが、最大の原因です。プログラミングとデータの基礎を学び、思考そのものを切り替えることが、定着への本質的な第一歩です。
私の研修では、伝票からの転記作業など、受講者が毎日繰り返している業務を教材として使います。「この面倒くさい作業が、ボタン一つで終わる」という体験を積み重ねることで、初めて「使いたい」という意欲が生まれます。抽象的な機能説明より、具体的な自分の仕事への応用が、圧倒的に定着率を高めます。
非エンジニアの目線だからこそ「わかる」苦手意識のメカニズム
「ITに苦手意識があります」とおっしゃる方の多くは、決して理解力が低いわけではありません。専門用語の壁と、日常業務との接点が見えないことが、苦手意識の正体です。エンジニアが技術的な説明をすればするほど、かえって「やっぱり自分には無理だ」という感覚が強まってしまうことがあります。
私自身がアナログの世界から独力でデジタルの仕組みを理解してきた経験を持ち、ECサイトのデジタル化も自力で成功させてきました。だからこそ、「最初はどこがわからないのか」「どんな言葉で説明されると理解できるのか」を、同じ目線から伝えることができます。
特に好評な研修は、付箋を使ったプログラミング基礎学習です。デジタルの「プログラミング」という概念を、まずアナログの付箋で手を動かしながら理解します。「ああ、プログラミングってこういう考え方なんだ」と腹落ちしてから画面に向かうと、受講者の理解スピードが明らかに変わります。日常的に使い慣れた道具を入口にすることで、心理的ハードルを下げることが私のこだわりです。
生成AIを「道具」として使いこなすための基礎知識
近年、ChatGPTをはじめとする生成AIが急速に普及し、「AIを使えばなんでもできる」という期待が高まっています。一方で、「AIに聞いてみようとしたけど、何を聞けばよいのかわからなかった」という声も同様に増えています。
AIは非常に便利なツールですが、業務の基礎知識がなければ、改善できる点に気づくこと自体が難しいものです。どの業務で活用できるかを判断するには、まずその業務の流れをデジタルの視点で理解していることが前提になります。
私の研修では、ExcelやPower Query(パワークエリとは、データの集計・整理を自動化するExcelの機能のことです)で業務の基礎を学んだ上で、つまずいた箇所を生成AIに問いかける練習も取り入れています。「聞き方に決まりはない。自分の言葉で問いかけてよい」という体験を積むことで、AIを自分の業務に使いこなせる実感が育まれます。東京商工会議所・松山商工会議所でも生成AI活用セミナーの登壇実績があります。
研修後も「自走できる組織」をつくるための伴走支援
研修を1回開催して終わりにしないことが、ミナルキの最大の特徴です。現状のヒアリングから研修・システム開発・定着サポートまでをセットで提供し、「教えて終わり」ではなく「自分たちで動かせる状態になるまで」伴走します。
研修の中で受講者同士が業務の改善点を話し合うことで、個人だけでなくチーム全体のデジタル意識が変わっていきます。複数名での受講が特に効果的なのは、「業務改善はチームで取り組むものだ」という意識が自然に育まれるからです。
5年以上の研修と講演継続実績、3県以上の自治体・商工会議所での採用実績、4年連続の専門学校継続講師、そして2025年の藤沢商工会議所「優良事業主」表彰——これらはすべて、現場に定着する研修を実直に続けてきた結果だと思っています。「外注依存」から「内製化」へ。その変革のお手伝いを、株式会社ミナルキが伴走します。
神奈川県を拠点に、全国の企業・自治体のIT研修・内製化支援に対応しています。「どんな研修が自社に合うのか」「何から始めればよいか」という段階からでも、まずはお気軽にご相談ください。


