Mybestpro Members

一寸木国博プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

難聴と認知症の関係とは?・・ご自身の聞こえをしっかり把握していますか?

一寸木国博

一寸木国博

テーマ:聞こえのこと

オージオ軽度

ある高齢者のグループ(活動的な元気な高齢者)について、彼らの聴力測定を実施したところ、そのうちの約4割に難聴が確認できたそうです。

彼らは難聴の自覚はなく、自身の聞こえには何ら問題ないと回答していた方々。
おそらくは上の図に示したような、30~40dB程度の軽度難聴が多く見られたのではないかと推察します。

ちなみに、小中学生など学齢期以下の子供であればこの聴力は補聴器助成の対象となる聴力です。
なぜなら学業に影響を及ぼしかねないと判断されているからに他なりません。

では、高齢者ならこの程度は当たり前だから放置して良いのでしょうか?

難聴を放置することは様々な弊害をもたらします。
昨今、難聴と認知症の関連が話題に上がることが多くなってきました。

こちらは耳鼻咽喉科学会の記事の紹介です。
難聴は認知症の最大の原因になる?


Lancet


こちらは世界的に有名な医学雑誌、ランセットで発表された「予防可能な認知症の危険因子」

中年期での難聴が9%となっており、予防可能な危険因子としては最大要因となっています。
また、高齢期における社会的孤立や抑うつなども大きな要因となっていますが、これらはそもそも難聴がもたらす二次的な現象と考えることもできますね。

軽度の低下から難聴に対処することで、後の人生のQOL(生活の質)は大きく向上するのではないでしょうか。

自分は大丈夫と思っている方々、65歳以上では軽度難聴になっている方が大幅に増加してきます。
自覚のないまま進行し、自覚するころには中等度難聴まで進行しているケースが殆ど。

難聴が進行するほど、補聴器への適応は困難になってきます。
早い段階からの補聴器装用が望ましいですね。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

一寸木国博
専門家

一寸木国博(補聴器技能者)

補聴器プラザ小田原

国内販売店の約1割しかない認定補聴器専門店として、「聞こえ」でお困りの方々から信頼を寄せられています。20年のキャリアを生かして、確かなアドバイスと医療機関との連携が取れたサービスもご提供します。

一寸木国博プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

「聞こえ」の悩み改善をお手伝いする認定補聴器技能者

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神奈川
  3. 神奈川のくらし
  4. 神奈川のショッピング・買い物
  5. 一寸木国博
  6. コラム一覧
  7. 難聴と認知症の関係とは?・・ご自身の聞こえをしっかり把握していますか?

一寸木国博プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼