他店から相談に来るお客様が後を絶ちません・・
上の画像は、補聴器メーカーで組織されている補聴器工業会がまとめた、
Japan Trakと呼ばれるデータから抜粋したものです。
補聴器を購入した店について、積極的に知人や家族に勧めるかどうかを聞いたものですが、
この結果から読み取れるのは、66%もの方が批判的な回答をしているという点。
過半数の方が、自分が購入した販売店を知人や家族に紹介はしない、
勧めたくないという回答をしているのです。
なぜそのような事になるのか。
現在、日本国内で補聴器を販売している店舗数は約7,600と言われています。
初めて購入される方は、どこで買ったら良いか分からないという方も多いでしょう。
結果、家から近いから、いつもメガネを買っている店だから、自宅まで来てくれるから、
良く知っている電気屋だから、安売りしている、いつもチラシが入っているから
・・・などの判断理由で補聴器を購入しています。
その結果が、先に示したようなデータにつながっているのです。
補聴器を家電やメガネなどと同等に考えると、後悔することが多いということをお伝えしたい。
補聴器は非常に専門的な器械であり、欧米諸国では専門資格を持った人間が関わらないと販売することが出来ません。
それに対し、国内では極端な話、全く未経験の素人でも販売することが出来てしまう。
本来、にわか知識で販売できるようなものではありません。
補聴器販売の資格とは
国内では、「認定補聴器技能者」という資格があります。
国家資格ではありませんが国内唯一の補聴器資格であり、耳鼻咽喉科の医師とも連携している公的資格です。
2019年現在、この資格者の人数は約3,700.
一方、補聴器販売店の数は約7,600.
もうお分かりの通り、資格者のいない販売店が過半数を占めている実態があるのです。
当店の2019年度10月現在、およそ半年間の購入者内訳です。
およそ3割の方が、他店で購入した経験あり。
開店時からの全体数でみると、4割近くになります。
その3割の方々のほとんどが、資格者のいない店での購入者。
購入店に不満がなければ、恐らく同じ店で買い替えていくのではないでしょうか。