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コラム
耳穴式補聴器のデメリット解消策
2019年4月17日 公開 / 2021年1月27日更新
耳穴式補聴器のメリットについては先日記事にしました。
記事はこちら
耳穴式補聴器には、閉塞感や自声の響きといったデメリットもありますが、
これを何とか解消しようと各補聴器メーカーも様々なアイデアを出してきます。
今回ご紹介するのはリサウンド社の「ダブルエア」と呼ばれる補聴器。
一見なんの変哲もない普通の耳穴型補聴器かと思いますが、良く見てみると耳道に入る部分の形状が少し違います。
これは普通の小型耳穴式補聴器
比較してみてお分かり頂けるでしょうか。
耳の穴に入る部分に大きく欠けた部分があり、また通気孔も大きく開けられています。
これにより、外部へ少し音が抜けるのと同時に、外耳道の皮膚に接触する面積も減るわけです。
こうすることで圧迫感の軽減、そして自声のこもり感の軽減を同時に達成できます。
外へある程度の音抜けがしますので、パワーの必要な高度難聴には適用できませんが、
軽中度の初めて使う方には良いアイデアかと思います。
こちらはフォナック社のバートBと呼ばれる小型補聴器。
こちらは大変小さいので耳穴の奥まで入り、やはり圧迫感が少ないタイプ。
写真では少々わかりづらいですが、外耳道の皮膚に触れる部分に段をつけて、やはり接触面を減らすことが出来ます。
圧迫感軽減のカギは、「接触面積」とベント径(通気孔の大きさ)
小型の耳かけ形補聴器を使っていて、耳が痒くなるなどの症状が気になる方は、次回は耳穴型も検討してみてはどうでしょうか。
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