振動エネルギーから電力へ:圧電材料を用いた振動発電素子の革新的な開発とその応用
EETimesの記事によると今後とも伸びていきそうです。
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2301/19/news052.html#l_tm_230119yanoken01_w590.jpg&_ga=2.144663733.184612357.1684040529-2087913497.1596946963
「MEMSデバイスは、高周波デバイスなどの他、プリンターのインクジェットノズルや自動車のエアバッグ、スマートフォンやゲーム機などに用いる加速度センサーなど、その用途は幅広い。このため、今後の市場予測においても、2020年から2025年までのCAGR(年平均成長率)は10.2%となり、2025年には2兆360億円の規模に拡大すると予測した。このうち、国内市場は2620億円と見ている。」
市場としては、自動車分野(自動運転、安全性、ドライバ支援、電気自動車関連)、医療分野(センシング、監視、みまもり、診断アシスト)など、電子製品(スマホへの新価値、ウエアラブル等)、製造業(センシング、制御、監視)、航空宇宙(センシング、高度な制御等)への需要が伸びていくと思われます。私の専門分野の圧電MEMSも用途はたくさんあるためまだまだ伸びると考えています。
ただし大手メーカーがかなりの部分を抑えていますから、これから参入しようとする企業さんは、用途へのカスタマイズと機能による差別化が必要になると思います。
汎用的なMEMS大手メーカーに任せて、これから参入する企業、中堅規模の企業はカスタマイズして性能を特化させることで、市場が開けると考えます。
市場調査とどこを目指すかというのは、新規事業の考え方そのものです。どう特化させて、どこの市場を狙うかはしっかり考える必要がありそうです。
伸びる市場に強みのあるデバイスを開発して市場投入して、さらに伸ばして行きたいですね。
個別のデバイスの設計、プロセスのアドバイス、試作のサポートもやっております。それぞれ失敗しないための勘所があります。気軽にご相談ください。