M&A後に崩れる会社、伸びる会社──PMIの現場から見えた“人と数字”
連載コラム「家族経営の経理コーチング」で事業再生の事例をテーマにしたコラムをまとめました。
経営の現場には、誰にも言えない苦しみがあります。 資金繰りの不安、赤字の連続、家族への影響──「もう限界」と涙する経営者に、寄り添い、伴走しながら再生への道をともに歩む。 このコラム集では、そんな“崖っぷち”からの再起を果たした事例を、リアルな声と数字で描いています。
「もう限界」から「まだやれる」へ──freeeで再建した福祉事業
「会社を売りたい」「もう限界です」──涙ながらに語った女性経営者の言葉から始まった、福祉事業の再生ストーリー。このコラムでは、会計freeeを活用しながら、資金繰り・現場・経営者の心に寄り添い、2年間にわたって伴走支援を続けた実例を紹介しています。
「売上はあるのにお金が残らない」──freeeで見直した小売業
長年続けてきた家族経営の小売店。売上は安定しているのに、なぜかいつも資金繰りに悩まされる──そんな“ぐちゃぐちゃ経理”からの脱却を描いた再建事例です。このコラムでは、会計freeeを導入し、手書き帳簿やExcel管理から脱却して「見える化」を進めたことで、資金繰りの予測力と改善力を手に入れたプロセスを紹介しています。
「現場と経営者がつながることから再生は始まる」〜食品製造業の再生事例〜
「何から手をつければいいか分からない」「現場と話がかみ合わない」──そんな悩みを抱えた三代目経営者が、混乱した社内を立て直すまでの実録です。創業80年の食品製造業が、資金繰りの危機・社内の不信・業務の非効率という“三重苦”を乗り越え、再生への道を歩んだプロセスを紹介しています。
「答えは現場にあります」 金融機関連携した加工食品業の事例
食品加工業の家族経営企業が、地域金融機関と連携しながら再生を果たした事例です。課題が山積する中、「何から手をつければいいか分からない」という状態からのスタートでした。そこで注目したのが、現場の声と経営者の肌感覚。社員が「これならできそう」と思える取り組みから始め、経営者自身が率先して在庫管理に取り組むことで、社内の空気が少しずつ変わっていきました。改善のヒントは、いつも現場にある——そんな気づきが再生の原動力となった一例です。
「雑然とした倉庫から、現場のやる気と利益がこぼれる」食品製造
倉庫は雑然とし、動線も非効率。誰が何をどこでどう動いているかが見えず、利益がこぼれていく状態でした。そこで、現場での“見える化”を軸に、人・モノ・数字の流れを整理。日次・月次での照合技術を導入し、優先順位や進捗管理の方法も一緒に整えました。結果、倉庫の動線が改善され、社員の動きも明確に。「何をすればいいか」が見えるようになり、無駄が減り、利益も戻ってきました。在庫は会社の“腰”。そこを支えることで、全体が動き出す──そんな再生の一例です。



