GWは時間旅行に!

「一人で暮らすより、施設に入った方が安心なのではないか」
「何かあった時、すぐに対応できる方が親のためだと思う」
年老いた親を想うからこそ、
そう考える子世代の気持ちは、とても自然なものだと思います。
一方で親世代は、
「まだ住み慣れた我が家で暮らしたい」
「施設に入れるのは、子が楽をしたいから」
そんな思いを抱えながら、
言葉にできずにいることも少なくありません。
互いを思いやる気持ちがあるからこそ、
その想いがすれ違い、親子喧嘩になってしまう。
子世代の私自身、どちらの気持ちも分かるからこそ
、簡単に答えが出せない難しい問題だと感じています。
その人を取り巻く背景や環境は一人ひとり違います。
だからこそ、「どの選択が正しいか」を他人が決めることはできません。
実際には、
「家族に迷惑をかけたくない」という思いから、
本当は住み慣れた家で最期まで暮らしたいと願っているのに、
本音を言えないまま施設に入られる方も多くいらっしゃいます。
その本音と気遣いの間で葛藤しているのだと思います。
これまでの経験から、私は、片づけの時間が、
モノだけでなく、その方の気持ちも
一緒に整理する時間だと思っています。
家の中を整え直すことで、
「本当はどうしたいのか」
「何が不安なのか」
そんな思いが言葉になることがあります。
そのために何より大切なのは、
ご本人にしっかりと寄り添い話を聴くこと。
評価も、誘導も、結論も求めない、
本音が言える雰囲気を守ることです。
不安な言葉を口に出し、誰かに受け止めてもらうことで、
不安やストレスは少し軽くなります。
だからこそ、
本音を安心して話せる雰囲気づくりも必要だと感じています。
住み慣れた家で暮らし続けることも、
次の場所へ移ることも、
どちらも「その方の選択」です。
これからも、ご本人が、自分の気持ちに納得しながら
次の一歩を考えるためのお手伝いをしていけたらと思います。
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