モノより生活動線のシンデレラフィットを

弘瀨美加

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テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



ご自身で片づけを頑張っているAさん。
だけど、
「モノを細かく分類し収納をしたのに・・・なぜ?」と
相変わらず探し物をしているのがお悩み。

お話を聞いてみると、片づけをしているうちに
「シンデレラフィット」に感動を覚え、
片づけが楽しくなったという。
「楽しい」というのは、
とても、良いことなのだけれど・・・

「シンデレラフィット」とは、
収納スペースにモノがぴったり収まった状態のこと。
しかし、収納するモノ、収納場所、収納スペースが
ご自分の性格や暮らしにも適してないと、
ただ、モノがピッタリ収まったというだけで、
何かコトをする時に、あちこちから、
モノをかき集めるということなって
結果、動線が長くなって、
転倒のリスクも高めてしまうことになりかねません。

あちこち動いて何かコトをすることになっても、
ピッタリ綺麗にモノが収まっている状態の方が
ご自身にとって心地が良いと思われる方は、
ラベリングなどで探し物を減らす工夫をすれば
それでも良いと思うけれど、
Aさんのように、
どこに、今、必要なモノをしまったかと
毎日、探しているようならば、
「シンデレラフィット」を求めるより、
先ずは、この場所で私は何をする?
ということを思い出して、
モノより生活動線のシンデレラフィットを
一番に考えて収納をしてみて下さい。

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

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