プライドがある
年賀状のやりとりを終了する「年賀状じまい」を考える人が、
10月の郵便料金の値上がりで増えているようです。
これまでは、終活の一環として人間関係の見直しや、
年賀状作成の手間や負担の軽減を理由に終える方が多かったのですが、
それに拍車をかけたというか、
どうしようか?と悩んでいた方の背中を押したのが
価格の高騰といえるかもしれません。
しかし、年賀状じまいをすると、
受け取った側は突然関係が絶たれるようで、
寂しさを感じることもあるようです。
特に高齢の方は、人とのつながりが年齢と共に減っていく中、
年賀状のやりとりだけだけれど、お互いに今年も頑張ろうと
再認識する手段にもなっておられる方も多く、
寂しい気持ちになってしまわれるのでしょうね。
その一方で、私のまわりの高齢の方の中には、
年賀状じまいをするのを機会に
これまで、通話でしか使っていないスマホを活用してみよう!
というお気持ちになられ、SNSの使い方のお勉強を始めた方も多いです。
SNSも使ってみると、遠くに住むと友人も、近くに感じられるようで、
年に一度の年賀状のやり取りより良いとおっしゃる方も。
年賀状の代わりにSNSでやりとりをされたことで
これまでより、気楽に互いの近況を知ることができるのですものね。
これは意外な展開でしたが、
寂しいより、楽しいの方が上回ったのかもしれません。