衣替えをする時期に
先日、ある方のお宅にお邪魔した時、底が溶けた様な電気ケトルが目についた。
それは、この方のお子さんが、ガスコンロでお湯を沸かすのだけれど、
ちょっとよそ事をしていると、お湯を沸かしていることを忘れてしまうため、
火事になったら大変だということで、お湯は、これで沸かすようにと買ったものだった。
この方も、沸騰したら勝手に切れるし、とても便利だと喜んで話してくれたのは、
つい一ヶ月くらい前のことだったのだけれど・・・。
どうして、こんなことになったのか聞いてみたところ、
ヤカンでお湯を沸かすように電気ケトルでお湯を沸かしてしまったらしい。
どこかの消防署のサイトで、こんなことが起こっていますと紹介されていたのを読んだ時には、
ほんと?と思っていたけれど、現実に起こっていたことに正直驚いた。
きっと、お湯を沸かすのは、ヤカンに水を入れて、ガスコンロの火で沸かすという、
カラダで覚えていると言えるこれまでの習慣が、このような事態を起こしたのではないかと思った。
ふとした時に、ついうっかりやってしまうのかもしれない。
だとしたら、これまでの習慣は変えずに、
例えば、今回のようなお湯を沸かすという作業をこれまで長くガスコンロで行っていたのであれば、
お湯が沸騰したら自動的に消火する機能があるガスコンロにするとか。
毎日使うガスコンロは、火を使うガスより、火を使わない電気の方が
高齢の方には安全と言われてはいますが、
使う人の「これまでの習慣」というのも頭に置いて新しいものを取り入れたほうが良いのかもしれません。