足りていなかったこと

弘瀨美加

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テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



最近、よくお会いするAさん。
会う度にイキイキしてる感じで、
こちらも嬉しくなる。

でも、2年ほど前のAさんは、
連れ合いさんを亡くされた喪失感からか
何事に対しても無気力で、
何もする気が起きなかったようで、
お部屋の中も乱れていました。

口から出る言葉も
「どうせ私なんて生い先短いから」
「だって一人なんだから」
「なにもやりたくない」
っていうようなネガティブなことばかり。
片づけをしながらお喋りをして、
沢山、吐き出してもらいました。

お部屋の中も片づけて、
これまでは、
散らかっているということから、
家の中にはいれなかったけれど、
お知り合いが訪ねてきた時に
「ちょっと上がってお茶でも」と
言えるようになってから、
Aさんは、外にも出て、
人と会う機会が増えたようです。
そうしたことから、
人とのコミュニケーションが増えて、
喪失感も薄れ、
少しずつ前向きな気持ちになられて、
今は、毎日を楽しみながら、
忙しく暮らしてらっしゃいます。

Aさんには、人とのコミュニケーションが
きっと、足りてなかったのですね。
人と繋がることで、
日々の暮らしの中で、ちょっと困ったことも、
SOSが発信しやすくなるし、
ネガティブな気持ちも
ポジティブにしてくのだと思います。

ちょっと上がってお茶でも
といえるくらいにはお家の中を整て、
年を重ねると不足しがちな
コミュニケーションの輪を広げてみられては?




シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living

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Mybestpro Members

弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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