年を重ねても変えない
最近、よくお会いするAさん。
会う度にイキイキしてる感じで、
こちらも嬉しくなる。
でも、2年ほど前のAさんは、
連れ合いさんを亡くされた喪失感からか
何事に対しても無気力で、
何もする気が起きなかったようで、
お部屋の中も乱れていました。
口から出る言葉も
「どうせ私なんて生い先短いから」
「だって一人なんだから」
「なにもやりたくない」
っていうようなネガティブなことばかり。
片づけをしながらお喋りをして、
沢山、吐き出してもらいました。
お部屋の中も片づけて、
これまでは、
散らかっているということから、
家の中にはいれなかったけれど、
お知り合いが訪ねてきた時に
「ちょっと上がってお茶でも」と
言えるようになってから、
Aさんは、外にも出て、
人と会う機会が増えたようです。
そうしたことから、
人とのコミュニケーションが増えて、
喪失感も薄れ、
少しずつ前向きな気持ちになられて、
今は、毎日を楽しみながら、
忙しく暮らしてらっしゃいます。
Aさんには、人とのコミュニケーションが
きっと、足りてなかったのですね。
人と繋がることで、
日々の暮らしの中で、ちょっと困ったことも、
SOSが発信しやすくなるし、
ネガティブな気持ちも
ポジティブにしてくのだと思います。
ちょっと上がってお茶でも
といえるくらいにはお家の中を整て、
年を重ねると不足しがちな
コミュニケーションの輪を広げてみられては?
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living