お盆に帰省したら
年を重ねて人との会話の時に
聞こえにくいと感じてらっしゃる方も
補聴器を使うのには抵抗があるようだ。
しかし、聞こえにくいことを、
年のせいだからと、放っていると、
人との会話の中で、
聞き返しが多くなったり、
聞き誤りが多くなったりで、
上手くコミュニケーションが取れなくなり、
疎外感に陥り人との交流を避けたり、
閉じこもりがちになったりする方も多く、
自立から孤立へとなってしまう・・・。
高齢の方によると、
特に電話での相手の声が
聞こえにくいと感じてらっしゃるようで、
メールやSNSを上手く使えない方にとって、
これは、日常生活において、大変困ったことのようだ。
現に私にも、こぼされる方が多い。
そのようなとき、
通話相手の音声をリアルタイムで文字に変換する
NTTドコモの『みえる電話』という
無料のサービスを紹介していたのだが、
電話=声での会話というイメージが強いのか、
文字でのやり取りに慣れてないからなのか、
慣れる前に使うことを諦めてしまわれる。
慣れれば、とても便利なサービスなのに・・・。
それで、
今の高齢の方に使い易そうなものを
色々と探していたところ、
「軟骨伝導ケータイ」という記事をみつけた。
これは、電子部品大手のロームが開発した技術で
スマホの「角」に設けた音を伝える振動部分を、
耳の穴に近い軟骨部分に押し当てると
電話の音声が聞こえるというものらしく、
今、試作の段階のようだ。
この技術が、
高齢の方の『聞こえにくい』に対応しているかは、
今のところは分からないが、
スマホの角を耳に当てるだけで
聞こえがよくなるという手軽さは、
補聴器を使うのには抵抗がある高齢の方にも
受け入れやすいのではないかと思った。
今後、更に技術が進んで、
高齢の方の『聞こえにくい』に対応している
このような手軽に使えるモノが増えることに期待したい。
メールやSNSを上手く使えない高齢の方にとっては、
電話は、SOSを発信する大事なツールでもあるから。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living