1つで1カ所にと決めなくても
片付けの作業は、高齢の方にとっては、
非常に労力を必要とします。
「綺麗好きだったのに・・・」
「不要なものを捨てたがらない」
などなど・・・
子が片づけの必要性を感じても、
当の本人は片付ける気がないと
感じてる子世代の方も多いです。
もの忘れといった記憶の衰えや、
計画を立てて物事を行うことが難しくなる
遂行機能の衰えなど、
加齢による認知機能の低下の症状が表れます。
高齢の方の認知機能は、「社会的因子」の影響し、
個人差が非常に大きいという特徴があります。
※社会的因子
遺伝、ストレス、体調、精神状態などや
長年生きてきた中で積み重ねられてきた、
教育、職業、趣味、周囲との人間関係など
体力的にもですが、
こういった認知機能の低下も
片づけができなくなる原因でもあります。
なので、一緒に片づけをする際には、
親御さんの心身の状態を把握し、
長時間の作業は避けて、
小さなスペースからはじめ、
声をかけて次の行動に促すきっかけを作ったり、
ひとつずつ指示を出すことが必要です。
また、散らからないようにするには、
よく使うモノをわかりやすくするため、
置き場所を固定して、
環境をシンプルに整えるとがおススメです。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living