『勿体ない』の意味

弘瀨美加

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テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納



実作業にうかがうと、
高いものほど、
手が届きにくい奥の方に
丁寧にしまわれている事が多い。
『普段使いにするのは勿体ない』
というお気持ちからのようです。
例えば、贈答の食器セットは使わずに
キッチンの吊り戸棚の中にしまって、
普段は100円ショップのお皿を使ってらしたり。

かつての『勿体ない』という言葉は、
『大事に使わないと勿体ない』だったけれど、
かつての時代より、
物も安く手に入るようになったからか、
普段使いの物より値がはるものは、
『勿体ないから使わない』という風に
使う事が前提から、使わないへと、
変わってきてるのでは?と思えます。

『勿体ない』を辞書でひくと、
『モノのもつ本来の価値を
 無くしてしまうことが惜しいという』意味。
使わないで、しまっておくことは、
ただ、家の中の場所をとっているだけで、
本来の価値をなくしてしまっています。
今、お持ちのモノを
ながい眠りから目覚めさせ、
本来もつ価値(用途)を持たせ使うことも、
モノを減らすことに繋がると思います。

シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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