岐路に立った時、どうする?
友人と打合せを兼ねてコーヒーショップへ行きました。
あれこれ、話をしている途中、友人が、
『見てられないわ。』と言って、突然、席を立って、
階段の方へ向かって行きました。
友人を目で追ってみたら、
トレーにコーヒー乗せて、階段を下りてる高齢の男性の姿がありました。
友人が、手を差し伸べようとした時、後ろにいた青年が、
『僕が、持って、下りましょうか?』と声をかけた。
すると、高齢の男性は、
『コーヒーが、スリスリに入ってて・・・。でも、ゆっくり行けば大丈夫だから。』と返したけれど、
その姿は、とても、危なっかしくて、友人が『見てられない。』と言って向かったのが納得な、
今にも階段から転げ落ちそう感じ。
青年も同じ様に思ったのか、高齢の男性の前に回って、
手を差し伸べて、『僕が、コーヒーを運びますから。』と言ってトレーを持ち、
席まで運んであげてました。
それを見ていたお店に居た人達のほとんどが、優しい笑顔で、
声にこそ出さないけれど、その青年に『ありがとう。』と言ってるようでした。
みんなの視線を受けて、少しはにかんだように席に着いた青年に
そこに居た人達は、心を温めてもらったんじゃないかしら?
少なくとも友人と私は、ポカポカになりました。
『今時の若者はー!』なんて言葉を聞くことも多いけれど、
今時の若者にも『愛』のある人は、沢山いるんですよね!