スマホ画面のようなコーティング:ナノセラミックコーティング KUBEBOND ダイヤモンド9H
鹿児島県は桜島および霧島連山の火山活動が活発なのは誰しもが知るところです。
火山灰がボディ・ガラスに及ぼす影響は他県の車とは比較にならないほど厳しいものがあります。
今回は愛車のボディケアについて特に降灰・灰雨対策についてまとめてみました。
まずは火山灰の特性について簡単に説明いたします。
粒子の大きさは数十ミクロンから2~3mm程度のものをさし、角のとがったガラス質の鉱物ということです。
噴火直後は多量の火山ガスとともにボディに舞い降り、水分と反応し酸性雨化しボディにダメージを与えます。
また火山灰の除去方法を誤りますと、ボディやガラスに傷を入れたり洗車時の水道水を乾かしてしまい、
逆に灰ジミよりひどい水道水ジミを発生することも多々あります。
次に灰ジミについて説明いたします。
灰ジミは大きく分けますと浸食ジミとデポジットジミに分類されます。
前者の浸食ジミは酸性雨によるシミと同類のものでだメージ大です。
それに対し後者のデポジットジミは水垢と同類のものでダメージは小です。
灰ジミの発生メカニズムは諸説ありますが、火山ガスに起因するものが浸食ジミで、火山灰の個体のそのものが持つ成分から起因するものがデポジットジミと考えられております。
どちらにしても湿気や水分と反応して発生するということを念頭に入れておきましょう!
前説はこのあたりにしておきまして、本題の降灰・灰雨対策の話に移ります。
まずは洗車のタイミングです。
噴火・爆発直後の降灰に見舞われてすぐに洗車することは好ましくありません!
噴火が収まった後も道路や家屋の屋根から巻き上げられ舞っている灰のなかでは洗車時や水分拭き上げ時にボディに傷をつける恐れがあるからです。
しかしながら、硫黄臭のきついドカ灰時などは早めの除去が必要となってきますが、
降灰後の降雨や湿気で火山灰がこびりつくまではじっと洗車をするのを我慢することがベターです。
降雨後洗車は舞灰もおさまり、良い洗車タイミングを言えましょう!
かつ、降雨や湿気でこびりつく前にボディに乗っている火山灰を乾燥状態で可能な限り吹き飛ばしておく事が大事です。
その状態方法としてはそのまま走行して落とせる灰はおとし、同じようにブロワーなどを駆使して水を使用しない方法が得策です。
多量の火山灰を少量の火山灰が乗っている状態に変換させることがダメージを軽減することになる訳です。
次に灰雨に対する洗車タイミング等についてお話いたします。
まずは灰雨の定義についてちょっと一言・・・
灰まじりの雨はもちろん灰雨です。
また降灰後すぐに少量の降雨でボディにこびりつく現象も灰雨です。
上記の灰雨は危険度高いですが、
ドカ灰が積もっても数日降雨ゼロ・湿気がない状態でその後降雨があった場合も上記と同様な汚れ模様となります。
しかしながら、以外とボディへのダメージは少なくなるようです。
その理由として考えられるのは噴火直後から数日経過しますと、火山灰にまとわりついている火山ガス(主に二酸化硫黄)がほとんど抜け水分と反応しても酸性雨化しにくくなるからです。
すべての灰雨が酸性雨化する訳ではございません。
酸性雨化する度合はその噴火時の火山ガス量・火山ガス濃度・火山灰の性状・気温・ボディ表面温度・水分の乾燥スピードの大小などによりまちまちだということです。
より危険度の高い硫黄臭の強いドカ灰後の少量の降雨で灰が流れず乾燥しこびりつくというシチュエーションでは早期に適切な優しい洗車が求められております。
こういった場合で一番の対処策は純水をかけ流して灰を落とすだけにするかもしくは純水洗車がベストでしょう!
純水洗車の詳しい内容につきましては次のurlを参照ねがいます。
最近の傾向としましては、塗装面よりもクロムメッキパーツが腐食する事例が増えてきております。
危険度の高い降灰・灰雨時には即座にクロムメッキパーツだけ純水でかけ流すという対策も有効的です。
おりしも二カ月程前に鹿児島読売テレビ(KYT)の情報番組かごピタのピタッと教えてコーナーにゲスト生出演させて頂きました。
『降灰対策と洗車のタイミング』というタイムリーなテーマでお話しさせて頂きました。
最後により系統的にお知りたい方は当ホームページ“くるまのための磨きと予防”を参照願います。
http://www.ks-cart.com/migakiyobou/