イーロン・マスクが語る未来と、屋根という“足元”の話
はじめに:AIブームの中、屋根屋にも本当に使える道具が出てき
ここ数年、AI、AIと毎日のようにニュースで聞きます。
ChatGPTから始まって、最近では「Claude」という名前も、よく耳にするようになりました。
ただ、正直なところ、現場で働く屋根工事店の人間からすると、
・「AIってよく分からない」
・「使ってみたけど、結局おもちゃみたいなもんでしょ」
・「うちの仕事には関係ないだろう」
そう思っている方が、まだ多いと思います。
私自身、最初はそうでした。
ですが、ここ2カ月ほどで「CLAUDE CODE」という道具を使い込んでみて、考え方がガラッと変わりました。
これ、普通のチャット型のAIとは全然違います。
屋根工事店の毎日の仕事を、本気で楽にしてくれる道具です。
今回は、私が実際にCLAUDE CODEを使って何をやっているのか、そ
して屋根工事店にとってどう役立つのかを、現場目線でお話しします。
CLAUDE CODEとは何か?
CLAUDE CODEは、Anthropic(アンソロピック)という会社が出しているAIの一つです。
普通のChatGPTやチャット型のAIと違う点は、ここです。
・指示を出すと、実際にプログラムを書いてくれる
・パソコン上のファイルを読んだり、書き換えたりできる
・自分専用のツールを、ゼロから組み立ててくれる
平たく言うと、「自分専用のエンジニアを一人雇ったような感覚」に近いです。
そして、ここが大事なところですが、プログラミングが分からなくても、ある程度使えてしまいます。
私自身、プログラミングは全くないです。
それでも、CLAUDE CODEに日本語で「こういうのを作ってほしい」と伝えていくだけで、形になっていきます。
しゃべれば作りたいものを作ってくます。
屋根工事店の仕事は、実は自動化できることだらけ
屋根工事店の仕事って、現場の作業以外に、地味で時間のかかる事務仕事が山ほどあります。
例えば、
・見積書の作成(Excelの計算が多い)
・面積や材料の数量計算
・お客様への返信メールの下書き
・現場写真の整理
・ブログやSNSの更新
・ホームページの修正
・チラシや会社案内の修正
このあたり、毎日少しずつ時間を取られていきます。
1件あたりは大したことなくても、1ヶ月、1年と積み重ねると、けっこうな時間になっています。
ここで覚えておいてほしいのは、
「人間が同じ作業を繰り返しているもの」
これは、ほぼ全部、AIに任せられるという考え方です。
ここを最初に分かっておくと、AIの使い道が一気に広がります。
実例①:屋根面積をGoogleマップで測るツール
屋根の塗装や葺き替えの見積もりを出すとき、まず必要になるのが「屋根面積」です。
普通は、現場に行って測るか、図面から計算するか、というのが当たり前の流れです。
ただ、お客様から最初に「うちの屋根の塗装、だいたいいくらくらい?」と聞かれたときに、
その場で概算が出せると、お互いとても楽です。
そこで私は、
Googleマップを使って、屋根の形をなぞるだけで面積が出るツール
を、自分で作りました。
仕組みはこうです。
・Googleマップの衛星画像を表示する
・屋根の輪郭をマウスでなぞる(ポリゴン抽出といいます)
・ストリートビューから屋根の勾配を確認する
・面積と勾配を組み合わせて、実際の屋根面積を計算する
ここまで全部、CLAUDE CODEに作ってもらいました。
GoogleのAPIも、自分で取得してきて組み込んでいます。
このツールでお客様に出せる情報は、
・屋根の面積
・必要な塗料の量
・塗装のざっくりした費用
・葺き替え工事のざっくり見積もり
このツールを、もし普通の制作会社に外注して作ろうとしたら、
何十万かかってもおかしくありません。
それを、自分で、
しかもCLAUDE CODEを触りながら数日でカタチにできました。
実例②:ホームページ制作も、自分でかなりやれる
私は屋根工事と並行して「職人ウェブタキサワ」という、
職人向けのホームページ制作の事業もやっています。
CLAUDE CODEを使えば、ホームページ制作もかなりのレベルまで、自分でできます。
・トップページのデザイン
・施工事例ページ
・問い合わせフォーム
・スマホ対応
このあたり、ひと昔前なら制作会社に20万、30万と払って作ってもらうのが普通でした。
今は、自分のイメージを伝えれば、CLAUDE CODEがその場でコードを書いてくれます。
私は、自社の屋根工事店のページも、クライアントさんのページも、両方CLAUDE CODEを使いながら作っています。
もちろん、最終的なチェックや、現場のリアルな文章は必ず自分で入れます。
ここはAIには任せません。
でも、ベースを作る作業は、AIに半分以上やってもらっている状態です。
CLAUDE CODEは、Cursorと組み合わせるとさらに
ここから少しだけ技術的な話になりますが、これは知っておくと得するので書いておきます。
CLAUDE CODEは、Cursorというツールと組み合わせて使うと、さらに楽になります。
Cursorは、コードを書くためのエディタ(編集ソフト)です。
このCursorの中で、CLAUDE CODEを動かして使うと、
・画面が見やすい
・ファイル管理がしやすい
・複数のファイルを一気に修正できる
という感じで、作業効率がさらに上がります。
私も最初は、CLAUDE CODEを単体で使っていました。
ですが、今はCursorと組み合わせる方が圧倒的にラクなので、ほぼCursor経由で動かしています。
これからCLAUDE CODEを触ってみたい方は、最初からCursorとセットで覚えるのがおすすめです。
AIで時間が浮いたら、その時間で何をするか
ここまで読んで、「便利そうだけど、結局どうなるの?」と思った方もいると思います。
正直に言うと、AIを使ったからといって、仕事が「ゼロ」になるわけではありません。
今まで10時間かかっていた作業が、いきなり0時間になるわけではないんです。
でも、10が2や3になることは、十分あります。
これを積み重ねていくと、確実に時間が浮いてきます。
時間が浮いたら、
・今までより早く家に帰れる
・新しい事業に手を出す時間ができる
・お客様との対応にもっと時間をかけられる
こういう変化が、少しずつ出てきます。
「時間が浮いた時に、何をするか」
ここが一番大事だと、私は思っています。
AIは、目的ではなくて、あくまで道具です。
時間を短縮するための道具。
その時間で、自分が本当にやりたい仕事に集中する。
それができれば、AIを使う意味は十分にあります。
それでも、AIに任せられない仕事はあります
ここまでAIの便利な話を書きましたが、最後に大事なことを書いておきます。
屋根工事の本体、つまり現場の作業そのものは、AIにはまだできません。
・屋根の上に登って、状態を自分の目で見ること
・釘の打ち方、板金の納まり、雨仕舞い
・お客様の家を、雨や雪から守ること
ここは、職人の手と経験でしか対応できない部分です。
AIでどんなに資料を作っても、現場が雑だったら、すべて意味がありません。
私がAIを使う一番の理由は、ここです。
事務作業に取られている時間を減らして、
現場の品質に集中するため。
お客様と顔を合わせて話す時間を増やすため。
便利な道具に頼ることと、職人としての本業を守ることは、別の話です。
どちらも、本気でやらないといけないと思っています。
まとめ:屋根屋でも、AIで仕事の進め方は変えられる
最後に、もう一度整理します。
CLAUDE CODEでできることは、
・繰り返しの事務作業をAIに手伝ってもらう
・屋根面積などを計算する自分専用のツールを作る
・ホームページの制作をかなりの範囲で自分でやる
私は、岩手県盛岡市の小さな屋根工事店です。
特別な会社に外注しているわけでもなければ、専門のエンジニアを雇っているわけでもありません。
道具を覚えれば、屋根屋一人でも、ここまではできます。
これからの時代、職人や中小企業ほど、AIを使い倒したほうがいいと思っています。
人手が足りないからこそ、機械に任せられる部分はどんどん任せて、
人間にしかできない仕事に集中する。
CLAUDE CODEがあれば、少ない人数でも爆速で仕事を回せます。
これは、毎日使っている人間として、本当に実感している話です。
もし「うちの会社でもAIを使ってみたい」
「屋根工事店向けのツールを作ってみたい」と考えている方がいれば、
まずは一度、CLAUDE CODEに触ってみてください。
最初は何が何だか分からないと思います。
私も最初はそうでした。
でも、触っているうちに、必ず「あ、これは使える」と思える瞬間が来ます。
私もまだまだ勉強中ですが、これからもCLAUDE CODEを使いながら、
屋根工事店の仕事をもっと楽に、もっと面白くしていきたいと思っています。
瀧澤屋根工業のWEBサイト
TBSの報道特集という番組から取材を受けました。
YOUTUBE 「かなりの緊急事態」先行き不透明なイラン情勢



