屋根の葺き替え工事で失敗しないために知っておくべきポイントとは?
目次
1. はじめに
家は、家族が安心して過ごせる大切な場所。だからこそ、雨や風からしっかり守る屋根の役割はとても重要です。でも、屋根のことって普段あまり意識する機会がないですよね。リフォームのタイミングや、屋根のメンテナンスについて悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
実は、屋根の防水性能を左右するのは、「ルーフィング材」 という目に見えない部分。これをどれにするかで、屋根全体の耐久性やメンテナンスの手間が大きく変わります。長持ちする家にしたいなら、このルーフィング選びがとても大切です。
このコラムでは、屋根の防水に最適な 田島ルーフィングの「マスタールーフィング」 について、わかりやすくご紹介します。「何を基準に選べばいいの?」「どんな屋根なら、メンテナンスの手間が少なくて安心?」そんな疑問にもお答えしながら、あなたの大切な家をしっかり守るためのヒントをお届けします。
2. マスタールーフィングの特長
2.1 ルーフィング材の種類
屋根の防水性能を支えるルーフィング材には、さまざまな種類があります。実は、どのルーフィング材を選ぶかで、家の寿命やメンテナンスの手間が大きく変わるんです。家を長く快適に保ちたい、余計な修理費用をかけたくない、そんな方は、ルーフィング材の違いを知っておくと安心です。
・アスファルトルーフィング(940規格品):コストが安い一般的なタイプ。でも、耐久性は短めで、定期的な交換が必要。
・改質アスファルトルーフィング:アスファルトにポリマーを配合し、耐久性・柔軟性をアップ。マスタールーフィングもこのタイプ。
・粘着ルーフィング:釘を使わずに施工できるので、防水性能が高め。
・透湿ルーフィング:湿気を逃がして結露を防ぐタイプ。でも、防水性能は標準的。
ルーフィングなんて初めて聞いた、という方も大丈夫。ここから、なぜマスタールーフィングが特におすすめなのか、その理由を詳しくご紹介します。
2.2 マスタールーフィングの特長
マスタールーフィングは、田島ルーフィングが開発した高耐久ルーフィング材で、なんと約50年の耐用年数を誇ります。
マスタールーフィングのページ
特性 | マスタールーフィング | 一般的なルーフィング材 |
---|---|---|
耐久年数 | 約50年 | 約30年 |
劣化防止層 | あり(独自技術) | なし |
メンテナンス頻度 | ほぼ不要 | 30年ごとに交換推奨 |
50年も長持ちするなんて本当に、と思うかもしれませんが、積水ハウスや住友林業といった大手ハウスメーカーでも採用されているほど信頼されているルーフィング材なのです。
3. 先進技術と施工性の魅力
3.1 高い防水性能
マスタールーフィングは、改質アスファルトと高強度合成繊維不織布を組み合わせて作られており、強い雨や台風にも耐えられる優れた防水性能を発揮します。
項目 | マスタールーフィング | 一般的なルーフィング材 |
---|---|---|
防水性 | 極めて高い(釘穴シール性◎) | 普通 |
釘穴シール性 | 非常に優秀(長期間維持) | 普通 |
高温耐性 | ダレにくい(夏場の耐性◎) | ダレやすい |
低温耐性 | 割れにくい(寒冷地対応◎) | 割れやすい |
台風シーズンの豪雨や、雪が多い地域の寒さにも強いのがマスタールーフィングの特徴。これなら屋根から雨漏りしたらどうしよう、と心配しなくて済みます。
3.2太陽光パネルとの相性
近年増えている太陽光パネルの設置にも適している点が大きな強みです。マスタールーフィングは高い防水性能を持っているため、太陽光パネルを設置した際にも屋根内部への水の侵入を防ぎます。特に、釘穴のシール性が高いため、パネルの架台を固定する際の防水対策にも優れています。太陽光パネルは長期間にわたって屋根に固定されるため、下葺き材の耐久性が重要になりますが、マスタールーフィングなら50年の耐久性があり、パネルとともに長く安心して使えます。
3.3 施工のしやすさ
マスタールーフィングは施工性にも優れていて、屋根工事をする職人さんからも高く評価されています。
・高温・低温でも施工が安定。夏の暑さや冬の寒さに左右されにくいので、いつ施工しても仕上がりが安定。
・防滑性が高く安全に作業可能。職人さんが作業しやすいと、施工ミスが少なく、屋根の仕上がりも良くなる。
・釘穴のシール性能が高いので、新築時の瓦の施工中にも雨漏りの心配なし。
4. ライフサイクルコストの低減効果
一般的なルーフィング材は30年ごとに交換しなければならないことが多いですが、マスタールーフィングは約50年の耐久性を誇ります。
・張り替えの回数を減らせる
・長い目で見ればコストパフォーマンスが良い
・雨漏りのリスクを抑え、補修の手間を減らせる
できるだけメンテナンスの手間を減らしたい、将来的に修理費用がかかるのは避けたい、そんな方にとって、最初に良いものを選ぶことが大切なんです。
特に、台風や雪の影響を受けやすい地域では、マスタールーフィングの高い防水性と耐候性が活躍し、家を長く守り続けてくれます。
5. 透湿ルーフィングとの違いと使い分け
5.1 透湿ルーフィングの特徴
透湿ルーフィングは、湿気を逃がすことで屋根内部の結露を防ぐ役割があります。特に、セーレンのルーフラミテクトは、透湿性に加えて遮熱効果を持ち、夏場の屋根の温度上昇を抑えるメリットがあります。こちらも素晴らしい商品です。
ルーフラミテクト リンク
5.2 マスタールーフィングとの使い分け
項目 | マスタールーフィング | 透湿ルーフィング(ルーフラミテクト) |
---|---|---|
防水性能 | 非常に高い(強い雨や台風に対応) | 中程度(透湿性優先) |
耐久性 | 約50年(長期使用可能) | 20〜30年(定期交換が必要) |
透湿性 | 低い | 高い(湿気を排出) |
遮熱効果 | なし | あり(屋根温度上昇を抑える) |
コストパフォーマンス | 長期的に優秀(メンテナンス頻度低) | 初期コストは安いが交換費用が発生 |
5.3 使い分けのポイント
どっちを選んだらいいの?と迷ったら以下を考えてみましょう。
マスタールーフィングが向いているケース
・豪雨や積雪の多い地域
・長寿命の住宅や商業施設
・メンテナンスの手間を減らしたい
ルーフラミテクトが向いているケース
・湿気を逃がしたい
・夏場の屋根温度を抑えたい
・短期間で建て替え予定の建物
6. まとめ
家を建てるときやリフォームを考えるとき、「屋根のことはよくわからない」「どれを選べばいいの?」と迷うことがあるかもしれません。でも、屋根の防水はとても大切で、選ぶルーフィング材によって耐久性やメンテナンスの手間が大きく変わります。
マスタールーフィングは、高い防水性と耐久性を兼ね備え、一度施工すれば長期間メンテナンスの手間がかかりません。大切な住まいを長く快適に保ち、雨漏りの心配を減らせるのが大きな魅力です。
「今の屋根、ちゃんと機能しているのかな?」
「リフォームのタイミングっていつ?」
「できるだけ長持ちする屋根にしたいけど、どう選べばいい?」
そんな疑問があれば、ぜひ一度ご相談ください。屋根の専門家として、わかりやすく丁寧にご説明し、最適なご提案をいたします。見積もりや相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
「まずは屋根の状態を知りたい」
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そんな方は、ぜひご相談を。大切な住まいを守るために、一緒にベストな選択を考えていきましょう。
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私、瀧澤 豊(Yutaka Takisawa)、岩手県遠野市の自然豊かな環境で育ち、現在は盛岡市にて瀧澤屋根工業を率いています。盛岡市の瓦屋での7年間の研鑽を経て、2012年に当社を立ち上げました。私の屋根への深い愛情は、盛岡市内であらゆる屋根材に精通することに表れています。
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