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コンテナ風サイディングでオンリーワンの家を実現!オーダーメイドのガルバリウム鋼板の外壁について

瀧澤豊

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テーマ:外壁

住宅を建てる際には、外観のデザインも重要な要素の1つです。今回のコンテナ風サイディングの家は、一般的な家とは違った斬新なデザインで注目を集めました。オリジナルスタイルにこだわり、設計から加工まで全て手作りで行ったこの外壁の製作過程を詳しく紹介していきます。鋼板の選定から折り曲げ機械による成型、ビスの選択、施工方法まで、細かなところにこだわり抜いたコンテナ風サイディング。その制作工程とこだわりが詳しく紹介されており、最後まで目が離せない内容となっていますので、ぜひご覧ください。


コンテナ風サイディングの鋼板選びと成型について

まず、鋼板の選定から始めました。JFEのガルバリウム鋼板「極みMAX」、ジェットブラックという色を選択し、厚さ0.5mmの鋼板を使用しました。穴あき25年保証、塗膜(塗膜のふくれ・われ・はがれ)15年保証、塗膜変褪色15年保証(限定10色)で信頼できるガルバリウム鋼板を採用しました。
JFE鋼板 極みMAX WEBページ

コンテナ風サイディングにするために、実際のコンテナから山谷のサイズを測ってきました。その後、JWCADで設計し、折り曲げ機械で何度もサンプルを作りながら山の角度を一定にするように加工していきました。全て折り曲げ機械による成型で、ヨレやねじれはほぼないレベルになっています。

本体のサイズは横の働き幅が750mm、長さ3.0mです。
土台から笠木まで、下から上までつながった物を加工することはできません。
成型機があれば何メーターでも可能ですが、オーダーメイドのため
自社の折り曲げ機の長さが3.0mまでしか対応できないためです。


コンテナ風サイディングの施工方法

サイディングの施工を簡単に紹介します。
木下地は横に胴縁を流し、本体をビスで締結していきます。レーザー墨出し機で垂直を出してから、まっすぐに並べていきます。ビスにもこだわり、ステンレスのパッキン付きビスを使用しました。スチール製では錆びてしまい、あとから錆びた跡が残ってしまうためです。ビスの長さは25mmと45mmで、メーカーにオーダーして作ってもらいました。
ビス頭の通りを合わせるために、水糸を張って合わせていきます。本体養生テープで仮止めして並べてからビス留めしていきました。横からにらんで見てもビス頭の通りが真っ直ぐに見えます。



今回は高さ約6mです。6mの長さを折り曲げ機で加工することはできませんので
3m行ったところに中間水切を設けてます。中間水切の下場・笠木の下場は面戸板金を付けて
スズメや虫が入らないように考えています。面戸板金も現場合わせで作っておりますので、手間と時間がかかります。

出隅は大工さんに木下地105×45サイズをL字型に打ってもらい、そこに0.5mm厚の出隅役物をかぶせます。入隅は中に捨てのL型板金を入れて、本体通しを突き付けます。突き付けたところをコーキングしてもらいます。シャッターなどの開口部は全て採寸して現場にあった物を作ります。


サッシまわりはサッシ上部だけ水切りを付けて、他3方はサイディング本体をドン付けしています。そしてコーキング屋さんに丁寧にコーキングしてもらいます。


換気フードと照明、ポストが付くところは、台座を作って取付けやすいように工夫しました。合板12mmをビスで止めてから、両面テープ貼って、コーキングを塗布してから台座板金をかぶせて固定しています。



雨どいはタニタハウジングウエアさんの商品HACO12号


バルコニーの排水部分の角マス取付け

たてといは丸75サイズです。
タニタハウジングウエア HACO12号
HACOはスタイリッシュでコンテナ風サイディングにピッタリだと思います。



日本でコンテナハウスが増えない理由

コンテナを使った住宅は、海外ではよく見かけるものの、日本ではあまり一般的ではありません。その理由はいくつか考えられます。

まず、日本の建築基準法には、建物の構造や耐震性などに関する規定があります。
建築基準法には、建物の構造や安全性に関する厳しい規定があり、これらを満たさなければ建物の建設が認められません。一方で、コンテナハウスは、元々は貨物を運ぶために作られた輸送用コンテナを再利用して建てられるため、建築基準法に準拠していない場合があります。

具体的には、コンテナは建築物に用いる構造体としては十分な強度を有していないことが多く、さらにコンテナ同士を接合する方法が建築基準法で定められた方法とは異なるため、接合部分が耐震性や防火性に問題を抱える場合があります。

また、コンテナ自体が密閉された空間であるため、通常の住宅に比べて換気が悪く、居住性が悪くなる可能性もあります。さらに、コンテナは元来が密閉性が高いため、室内の湿度や温度が上昇することがあり、それが健康上のリスクにもなり得ます。

このように、コンテナハウスを建設する場合、建築基準法に準拠するためには、適切な構造改良や防災対策、換気設備などを設置する必要があります。それでも、日本の建築基準法に則って、コンテナハウスを建設することは困難を伴うため、現在はあまり一般的な方法とはなっていません。

これらの規定をクリアするためには、設計や施工に一定の知識や技術が必要です。一方で、コンテナは本来、貨物輸送用のものであり、住宅として使用するための改造が必要です。この改造には、知識や技術が必要であり、またコストもかかります。

さらに、コンテナを使用した住宅は、断熱や換気などの課題があります。コンテナ自体が断熱性に欠け、夏は暑く、冬は寒くなります。また、換気が不十分で、室内の湿気や匂いがこもりやすくなります。これらの課題を解決するためには、専門知識や技術が必要となります。

しかし、最近ではコンテナを使用した住宅も注目されるようになってきており、専門的な知識や技術を持つ建築家やビルダーがコンテナ住宅を手掛けることも増えています。





コンテナ風サイディングの金額の目安

コンテナ風サイディング 施工面積250㎡として
240万円~280万円とお考えください。

これには、足場・屋根工事・電気設備工事・コーキング工事・胴縁下地・透湿防水シートは含まれておりません。
あくまで目安としてお考えください。


コンテナ風サイディングのまとめ

今回のコンテナ風サイディングの工事を通して、鋼板選びから施工方法、外部設備の台座取付け方法まで、詳しく紹介してきました。お施主様のオリジナルスタイルにこだわり、外観はもちろんカラーリングにもセンスが光る素晴らしい仕上がりとなりました。

今回ご依頼頂きました、紫波町のお客様には貴重な経験をさせて頂き本当に感謝しております。
この経験で、外壁工事の施工・知識をまたレベルアップすることができました。

こだわりの詰まったオンリーワンの住宅をお考えの方は、ぜひ私たちにご相談ください
。私たちは、お客様のご要望をヒアリングし、最適なプランを提案いたします。また、最新の設備を導入することで、快適で豊かなライフスタイルをサポートします。コンテナ風サイディングの工事はもちろん、各種リフォームやリノベーションにも対応しております。また、アフターサービスにも自信がありますので、住まい手様が安心して快適に暮らせるようサポートいたします。

ご相談・お見積りは無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
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瀧澤豊(屋根工事業)

瀧澤屋根工業

屋根は生活に無くてはならないものです。だからこそ安全性が高く、安心して暮らすことができる屋根をつくりたい。長年培ってきた知識・技術・経験をいかし、お客様のニーズに合った屋根づくりをご提供します。

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