アンチエイジングを考察する(Ⅵ)
昨年ごろよりアンチエイジングに関するキーワードがよく聞かれるようになってきたと感じている。食品、サプリメント、化粧品、医療などアンチエイジングをうたった宣伝が多くみられるようになった。
そこでアンチエイジングの本来の目的と実践を正しく理解し、的外れな独断での利用になってしまい、期待したい恩恵を受けられず挫折してしまうことが無いように、正しい認識を高めていきたいと、今回公開いたします。
アンチエイジングとは医学のサイエンスであり、抗加齢医学と言われています。
抗加齢医学(アンチエイジング医学)とは、加齢という生物学的プロセスに介入を行い、加齢に伴う動脈硬化やがんのような加齢関連疾患の発症確立を下げ、健康長寿を目指す医学なのです。単なる若返りの対処法ではないことをご理解ください。
アンチエイジング医学のサイエンス
~アンチエイジング医学の考え方の変遷~
昔 ・・不老不死
1990年代・寿命を延ばす~125歳まで生きよう
2000年頃・健康寿命を延ばす~いつまでも元気
2008年以降・疾患の予防及び治療への応用
(続く)