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コロナ禍の外出自粛が高齢者に与える影響(Ⅲ)

髙橋一久

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テーマ:どうしたら誤嚥の予防ができるか?

 さらにもう一つの原因として、外出自粛などで家の中にこもりっきりになると、全身もどんどん衰えていきます。人間は楽な方に進む生き物なので、疲れやすくなったら、無理をするよりも休みます。すると余計体が衰えてくる悪循環ができてしまう。今まで元気だった年配の方が、骨折などで入院後、あっという間に寝たきりになってしまうのは、この悪循環に入ってしまったからです。論文では「眠っているとき、さらに肉体が衰えて寝返りが少ない時に誤嚥しやすく誤嚥性肺炎につながりやすい」といった記述もあります。
 ではどうやったら予防できるか?
誤嚥も認知症も音もなく忍び寄ってきます。共通するのは人とのコミュニケーション不足、声を出す機会が無くなったということ。
しかし、カラオケ好きな人、朗読や音読、詩吟をやっている人、演劇の台本読みやお話好きな人などに誤嚥経験は少ないといわれています。普段から手洗い、うがいをしっかり行い、声をよく出す方々は良い方に影響しているに違いないようです。このコロナ禍で、コミュニケーションをとる方法は限られている中、何かきっかけをつかんで、声を出して大笑いする方法も良でしょう。どうか誤飲防止のためにも笑いを忘れずに過ごしてほしいものです。
                                          了

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髙橋一久(高齢者サポート)

一般社団法人 シニア・総合・サポート(監事設置法人)

高齢社会での認知症対策と核家族化での各種支援サポート。金銭・財産管理、相続対策、死後の各種行政手続き・生命保険・葬儀・埋葬他関連業務の代行全般をワンストップで委任を受けることが可能。

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