治療費の不安を無くす
保険診療のカルテは「制限の記録」である
保険診療のカルテには、書くべきことが厳格に決まっています。それは「どの病名に対して、どの処置を、いくらで行ったか」という、いわば「国への報告書」です。
保険制度という枠組みの中では、処置の内容は一律であり、そこに「患者さんの個人的なこだわり」や「理想のマイプラン」を詳細に反映させる余地は、実は法律上あまり考慮されてきませんでした。
今回の改正は「自由診療のカルテ」への警鐘
今回の法改正(歯科医師法施行規則の改正)の対象は、自由診療(自費治療)です。
なぜなら、自由診療とは本来、保険の制限(最低限の機能回復)とは全く別の、「患者さん個人の希望」に基づいて行う医療だからです。
「白い歯にしたい」「インプラントで若々しくありたい」という要望は、保険診療の「病名」だけでは語り尽くせません。今回の改正は、「自由診療を掲げるなら、医学的な病名だけでなく、患者さんの個人的・抽象的な悩みまでカルテに刻みなさい」という、国からの強いメッセージなのです。
当院が描く、保険医療機関には書けない「カルテの中身」
完全自由診療である当院のカルテには、一般の歯科医院が書く「病名」や「処置名」のほかに、以下のような内容が書き込まれます。
- 「10年後、20年後にどんな自分でありたいか」という長期的な視座にたった同意が得られている
- 「なぜこの素材でなければ、あなたの希望がかなえれれないのか」という価値観の深掘り
- 「保険診療の原理原則」を説明し、それを超えるために選択した唯一無二の治療計画
これらは、分刻みで多くの患者さんを診る保険診療の現場では、物理的にも制度的にも記載しきれない内容です。
改正を機に、真の「専門家」を選んでください
今回の改正によって、「アクセサリーを選ぶように」の自費を進める医院は整合性がとれなくなります。保険診療の枠内にあたかも自費治療が混ぜられているような感覚を与えるようでは、自由診療を行う資格がないと突きつけられたも同然だからです。
当院は、あなたが語る「真の悩みと希望」をすべてカルテに刻み、それを実現するための努力を惜しみません。今回の法改正は、私たちが提供してきた「対話と検査から始まる医療」が、正当な姿であると証明されたものだと考えています。


