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「イクメン」から「トモイク」に

冨田義広

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厚生労働省は7月4日に、15年続けてきた「イクメンプロジェクト」を、「共育(トモイク)プロジェクト」にリニューアルすることを発表しました。

共稼ぎ世帯が増え、育児は母親や女性だけのものではないことが、社会的に認識されるようになり、育児を積極的に行う父親や男性の存在は、もはや珍しいものではなくなりました。
また、官民一体となって男性の育児を後押ししてきた結果、男性の育児休暇取得率は30%を超えています。
ただ、それでも、育休の取得期間や家事関連に費やす時間には、男女間でまだまだ差があることも事実です。そこで厚生労働省は、育児だけではなく、家事も含めて分担して子育てをするきっかけを作ってもらうことや、企業側に職場風土の改善などを積極的に取り組んでもらうために、「共育(トモイク)プロジェクト」を展開していくそうです。

昨今の仕事に対する意識は変わりつつあり、ワークライフバランスを重視する若い人が増えています。今後女性が長く仕事を続けていくためにも、この「共育(トモイク)プロジェクト」によって、厚生労働省が目指す脱ワンオペを推進していく必要があるでしょう。

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専門家

冨田義広(社会保険労務士)

冨田社会保険労務士事務所

事業運営の中で発生する、さまざまな労務問題に対応。人事の現場経験で培った知識とノウハウを軸に人事や労務、法律に関する相談から給与計算や社会保険手続きにも応じています。

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