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日本の労働力人口

冨田義広

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総務省から発表された労働力調査によると、2024年の労働力人口は、6957万人でした。
これは、比較可能な1953年以降最多だそうです。
労働力人口とは、15歳以上のうち、現在就業している人と、失業中であるが就業活動をしている人を合計した人数です。働いていれば、アルバイトをしている学生や、パートで働いている主婦や高齢者もこの労働力人口に入ります。つまり、働く意欲がある人全員が該当するということになります。

昨年に引き続き増加した理由は、今まで働いていなかった女性や高齢者が働くようになったためと言われています。少子化で生産年齢人口(15歳~64歳)は減っていますが、昨今の物価高や人手不足を背景に働く人が増えているのでしょう。
女性はこの4年間で400万人以上増えており、65歳以上も2000年から1.9倍になっています。

ただし、この労働力人口は、本来であれば学業が主たる学生や、スポットワークいわゆるスキマバイト等の短い時間で働く人も含まれています。また、高齢者が多いため、今後は減少する可能性が高いでしょう。現在の日本全体の人手不足解消のためには、正社員で働く人の増加が必須ですから、労働力人口が増えたといっても、単純には喜べない部分もあります。そのことを踏まえ、働く意欲のある人が多いうちに、賃金や労働環境を整え、生産性を上げる必要があると言えるでしょう。

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専門家

冨田義広(社会保険労務士)

冨田社会保険労務士事務所

事業運営の中で発生する、さまざまな労務問題に対応。人事の現場経験で培った知識とノウハウを軸に人事や労務、法律に関する相談から給与計算や社会保険手続きにも応じています。

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