特定扶養控除 150万円に引き上げへ
今年度の社会保険労務士試験は、8月25日に全国19都道府県で実施されましたが、その合格者の発表が、先日の10月2日にありました。
受験者数は43,174人で、合格者は2,974人、合格率は6.9%でした。
北陸・中部地方の試験地は、石川県・静岡県・愛知県の3県だけで、そのうち石川県で試験を受けた人の合格者数は63人。このことからも10人に1人も受からない難関の試験であることが分かると思います。
実際、ここ10年間のデータを見ても、一番合格率が高かった年でも、10%に届いていません。おおむね6%程度が平均です。
このように、難関の試験ですが、社労士は他の士業に比べて10%ほど女性の比率が高く、女性に人気がある士業と言えるでしょう。
2019年から始まった働き方改革によって、長時間労働の是正や社会保険等の加入など、労働に関する様々なことに細かく対応しなくてはいけなくなり、社労士のニーズは高まっています。
健康保険・雇用保険・厚生年金などの手続き代行ができるのは社労士だけです。また、就業規則や賃金台帳などの帳票書類の作成も、社労士の有償独占業務になっています。
近年では、働き方も多様化・複雑化しています。人事労務の問題も社内だけでは解決が難しい場合もあるでしょう。そういった時は、プロである社労士に相談してみてはいかがでしょうか。